360度評価実施後に”何らかのフォローがある”と7割以上が実施意義を感じる一方で、フォローがない場合に意義を感じる割合はゼロに

「フィードバックと対話で、すべての人と組織、社会をアップデートする」をミッションに掲げるHRサーベイクラウドサービスの株式会社シーベース(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:深井幹雄)は、360度評価や多面評価、マネジメントレビューなどと呼ばれる"360度フィードバック"の企業での活用状況の実態を把握するための調査を2年連続で実施し、「データでわかる! 360度フィードバック導入状況」として結果をまとめましたのでお知らせいたします。

先行き不透明な時代における企業経営や事業拡大には、従業員と組織の成長が不可欠です。さまざまな組織開発や人材育成の取り組みが広がる中で、単なる施策導入ではなく、自組織での活用と対象者の満足度向上に目的を置く必要があることがわかってきました。本調査レポートで提示する、360度フィードバックの導入状況の分析、その効果の測定、そして組織における活用に関する課題の分析が、多くのチームに役立てていただけることを願っております。

調査結果サマリーと詳細

【企業の6割近くが導入し、人材開発・組織開発・人事制度運用面で役立てている】
全体の6割弱が360度評価を導入しており、大手企業ほど導入率が高まる傾向にありました。

【主な活用目的は「人材開発」、次いで「組織開発」「人事評価・目標管理」。「ハラスメント対応への活用」は2022年と比較すると約20%増加】
上位はいずれも組織の要である管理職が密接に関連し、彼らを通じた改善・解決を必要としていることも推察されます。また、2022年結果と比較すると「ハラスメント対応への活用」の回答割合が20%ほど増加しました。ハラスメントなどの企業内コンプライアンスに抵触する事件も多々起きている背景が影響していると考えられます。

【360度評価の実施意義は、何らかのフォローがあると7割以上が実感し、なにもない場合はゼロと差が著しい結果に】
研修、強みのフィードバックや読み解きフォローがある場合は7割以上が意義を実感するが、あてはまるものがない場合は意義実感割合がゼロとなっている

【360度評価実施後のフォロー施策があると最大で約8割が効果を実感するが、何もない場合は1割強と大きな乖離】
フィードバック・フォローの機会があると効果実感が高まり、ないと著しく低い傾向にあることがわかりました。結果の受け止め・解釈支援の機会があるとより「強みの再認識」に繋がりやすく、定期的に振り返り内省する機会があるとより「改善点への気づき」に繋がりやすいことも結果から読み取れます。「改善点への気づき」はフォロー施策がある場合は約8割がその効果実感があり、何もない場合は1割強にとどまると大きな乖離が見られました。

【分析コメント「レポートを返して終わり、では逆効果にも ”気づき”のフォローを行うことで効果を最大化し、組織開発に活用を」(シーベース代表取締役社長 深井幹雄)】
今年の結果で顕著だったのは、360度フィードバック実施後に個別レポートを返すだけではかえって逆効果になってしまいかねないという傾向です。評価を受けた本人が、改善点・強み・アクションプラン策定などすべてにおいて実施意義や効果を感じるためには、リフレクションにつながる各種フォロー施策が非常に重要な役割を果たします。経営や人事など運用側の視点に立ち、自社で360度フィードバックシステムを活用した対話カルチャーを創っていくにはどのような工夫や仕掛けが必要かについても、多くのヒントが得られる結果となりました。昨年からの変化では、実施目的の「ハラスメント対策」の増加も目立ちました。360度フィードバックをやりっぱなしの施策にせずに、目的を達成すべく運用設計をすることの重要度が上がっていると言えるでしょう。

■■■データ読み解きセミナー開催決定!■■■
本調査レポートを解説するオンラインセミナーを開催します。最新の調査データから市場動向を考察し、成功を収めるための戦略的アプローチを探求します。またシーベースより組織や個人のパフォーマンスを最大化するためのベストプラクティスを共有します。ぜひ360度フィードバックの専門知識を向上させて今後の業務にお役立てください。

タイトル:
 データでわかる!360度フィードバックの展望 〜市場の最新動向と成功の秘訣とは?〜

対象となる方:
 ・経営者、人事部の方、経営企画室の方
 ・人材育成・組織開発に取り組まれている方
 ・360度フィードバック施策について最新動向や他社事例を知りたい方

日時:
 10/31(火)12:00~13:00開催

登壇者:
 シーベース代表 深井幹雄

お申込み/形式:
 https://www.hrm-service.net/seminar/3709/
 ※オンライン配信、事前申し込み制です。お申込みいただいた方に参加用のURLを後送します。

■調査概要
・調査手法:インターネットリサーチ
・都道府県:全国
・対象者、サンプル数:
①社員調査:360度評価(多面評価)を会社が導入、評価者or被評価者 1,000サンプル
②人事調査:経営者、人事( 組織開発、人材開発、人事評価等業務関与者) 242サンプル
・実施期間:スクリーニング調査:2023年5月15日〜5月18日、本調査:2023年5月22日~29日
シーベース 「360度フィードバック導入状況」2023年調査結果を発表