アイデアはもちろん、勇気が絶対的に必要

変わらない組織を変える!次世代リーダー育成の新セオリー
シュンペーターは「イノベーションとは新結合だ」と定義しました。チキンラーメン+どんぶりでカップヌードル、黒電話+無線で携帯電話、馬車+エンジンで自動車です。こうしたアイデアを考えることは、比較的容易です。決定的に足りないもの。それは勇気です。カップヌードルは発売直後、大批判を受けました。「チキンラーメンが40円なのに、なぜ100円もするのか」と言われ、どのスーパーマーケットも置いてくれなかった。それなのに作り続け、売る努力を続けた。勇気があったのです。最初に導入してくれたのは、夜食を必要とする自衛隊と消防署。そんなあるとき東京の銀座の歩行者天国で売ったところ、大ブームになったのです。
イノベーティブな商品、サービスというものは、他社製品より少し優れているといった相対価値でもなければ、まして論理や分析から生まれるものではありません。まさにイノベーターが自分の絶対価値に従う中からのみ生まれるものなのです。

イノベーターを励まし、失敗を恐れない文化を作る

イノベーションに挑戦すると、やがて周りから「この石潰し、早く辞めろ」と言われ始めます。これは「恐怖の山」です。これを乗り超えないと、イノベーションは起きません。マネジメント・イノベーション。つまりイノベーションをどうやって起こすかは、ほとんど「恐怖の管理、制御」とイコールといってもいいでしょう。
では、恐怖の山にどう対処するか。1つは、イノベーター自身の登はん力を上げていくことです。「お前ならできる」とおだて、乗せ、自信を付けさせるのです。2つ目は、組織的に恐怖の山を低くするのです。会社として、失敗を恐れないカルチャーを作り上げます。ゆとりの時間を設け、遊びを共有します。昔は、就業時間が終わった後、工場の隅でワイワイやりながら、試作品を作るような現場がたくさんありました。その中から、イノベーションの種が出てくることも多かった。今も、グーグルは就業時間の20%は本業以外のことをする「20%ルール」で、イノベーションが生まれやすい社風の醸成に努めています。

原体験があるから頑張れる

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