新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テレワークを導入する企業が相次いでいる。社員の間では急速な環境変化に戸惑いや不満が広がり、働き方に対する意識の変化も起きている。日経リサーチが自主調査したデータを使い、テレワークの課題を分析した。

時間の管理・有効活用へ、高まる意識

図表1 テレワークの課題、上位に「コミュニケーション不足」「働きぶりがわからない」
図表1はテレワークをするうえでの課題を選択肢の中から複数回答可として選んでもらった結果だ。回答者全体でみると「コミュニケーションが不足する」「議論・ディスカッションがしにくい」が1位と2位で、コミュニケーションの不便さが大きな課題となっていることがわかる。「メンバーの働きぶりが見えない」「メンバーの一日の仕事の予定がわかりにくい 」「始業終業の自己管理が難しい」など、働き方を自らどう設定し、どう共有し、どう管理していくかといった働きぶりの管理と共有に課題を感じていることも明らかになった。

働き方についての意識の変化を聞いたところ(図表2)、テレワーク実施者は「自分の予定を共有する意識が高まった」「自分の仕事への時間の割り振り方に対する意識が高まった」「他人の予定を把握する意識が高まった」などの質問で該当率が全体を大きく上回った。
図表2 変わる働き方への意識、「割り振り」「共有」が重要に
テレワークを定着させるためには、様々な手段を用いて、社員がオフィスにいない状態でも活発なコミュニケーションを図り、働きぶりが管理・共有できるように取り組んでいく必要がある。
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