学生が望むインターンシップは「2~3日」タイプ

参加者割合では「1Day(1日・半日)」インターンシップが圧倒的ではあるものの、学生は「1Day(1日・半日)」インターンシップを望んでいるのでしょうか。「半日・1日」「2~3日」「1週間程度」「2週間以上」の4択で、望ましいインターンシップのタイプを1つだけ選択してもらったところ、意外にも「2~3日」を支持する声が最多となりました[図表7]
文系では「2~3日」派が60%を占め、「半日・1日」派の27%の2倍以上となっています。理系はそこまでではないものの、「2~3日」派が45%を占め、「半日・1日」派とは20ポイント以上の開きがあります。理系の特徴としては、文系と比べて「1週間程度」「2週間以上」の期間の長いタイプを支持する声が多いことです。両方を合算した割合では、理系は3割を超えます。
以下、それぞれのタイプを選択した理由を一部紹介します。


■「半日・1日」タイプ
・研究活動と両立可能だから(青山学院大学、理系)
・研究が忙しく、学業との両立が非常に厳しいから(千葉大学、理系)
・長期で体験型のインターンよりも1日で選考を兼ねたグループワークなどがあるものが好ましい(秋田県立大学、理系)
・研究室に所属しており実験があるので長く休めないため(神戸大学、理系)
・仕事を体験しに行くのが目的ではなく、本採用に向けて情報収集をするのが目的だから(早稲田大学、文系)
・何日も会社に行ったところで分かることはそれほどないと思う。本当に行きたい会社があるなら長期間通えばいいと思うけれど、まだ決まっていないなら複数の企業を見たほうがいいと思う(東京都市大学、文系)
・企業によっては宿泊費や交通費がかかるため(同志社女子大学、文系)
・多くの企業を見たいから、あまり長いと都合が悪いと思う(立教大学、文系)

■「2~3日」タイプ
・1日では短いけれど一週間だと長い(京都大学、理系)
・5日以上予定を確保することが難しいから(名城大学、理系)
・研究室との兼ね合いと企業理解を考えるとこの程度が理想でした(東京大学、理系)
・1日だけだと深い内容まで理解できないから(名古屋大学、理系)
・より深く学べ、かつ参加しやすいから(慶應義塾大学、文系)
・社員さんと関わる機会が長く、人柄や会社の雰囲気が分かりやすい(東京外国語大学、文系)
・1日では社風などが分からないが2~3日あればしっかり学べると思うから(武庫川女子大学、文系)
・企業を深く知ることができ、人事の方から多くのフィードバックをいただける(立命館大学、文系)

■「1週間程度」タイプ
・企業説明だけでなく、仕事内容や社員の雰囲気、職場環境も分かるから(立命館大学、理系)
・実務経験を意識したら、必ず1週間の期間は必要だと思う(鹿児島大学、理系)
・サマーインターンなど、長期休暇中に複数社参加するとなると1週間程度が適当と考える(東京農工大学、理系)
・社風を把握する、社員の週間スケジュールを横目で把握できる(早稲田大学、文系)
・得ることのできる情報量も増えるし、企業側からも評価してもらえる機会が多くなる(同志社大学、文系)
・ある程度長期間出ないと、会社の雰囲気や仕事内容や自分とのマッチ具合は分からないと思う。1日だと、ただの業界・会社理解にしかつながらない(国際基督教大学、文系)
・実際に社会人として働くサイクルを味わうのにぴったりだから(大阪大学、文系)

■「2週間以上」タイプ
・企業の雰囲気を知るためにはある程度の期間が必要だから(九州大学、理系)
・企業の人たちと実際に働くことで、うわべだけでなく職場の雰囲気がつかめるから(名古屋大学、理系)
・実際の企業の仕事の様子や雰囲気を感じるためには、そのくらいの期間が必要であるから(筑波大学、理系)
・細かいことまで知ることが可能になるから(名古屋大学、理系)
・長期のインターンに参加することができたら、選考でも多少有利になりそうだから(早稲田大学、文系)
・実際の業務をしっかり体験できるから(法政大学、文系)

理系では、研究室での活動との両立を重視するタイプと、業務や社風をじっくり確認したいタイプに分かれていますね。一方の文系は、多くの企業を見たいというタイプと、選考に有利かどうかを気にするタイプなど、理系とはやや異なった視点からの理由が見られます。今冬のインターンシップではもう間に合わないかもしれませんが、今夏以降のインターンシップでは、ぜひ「2~3日」タイプのプログラムを計画してみてはいかがでしょうか。

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