ProFuture代表の寺澤です。
10月2日、多くの企業で2018年入社の内定式が開催されました。昨年は、内定解禁日である10月1日が土曜日だったにもかかわらず、月曜日まで待つと3日になってしまうということもあり、いち早く1日に開催した企業も大手企業を中心にありましたが、今年は1日の日曜日にわざわざ開催する企業は少なかったようです。
2018年卒業予定者を対象とした採用活動をまだ継続されている企業もありますが、内定式を一つの区切りとして、今年企業が学生に向けて展開した採用活動を、学生がどうとらえたのかを振り返ってみたいと思います。まず今回は、「印象のよかった採用ホームページ」「印象のよかったセミナー・会社説明会」の企業と、その理由を見ていきたいと思います。いずれも1人当たり1〜2票のみの投票となりますので、ここで名前の挙がった企業は「特に印象がよかった」企業ということになります。投票理由を、19卒採用へ向けての参考にしていただければ幸いです。

閲覧社数は文理ともに「10〜19社」が最多

学生は、就職ナビや合同企業説明会等で興味を持った企業をより詳しく知るために、企業がオフィシャルサイト内に開設している新卒採用向けの情報ページにアクセスします。
まずは、学生は1人当たりどのくらいの採用情報ページをチェックしているのかを見てみましょう。[図表1]は、文系と理系を比較したデータです。「1〜9社」「10〜19社」の割合はいずれも理系が文系を上回っていますが、「20〜29社」「30〜39社」「40社以上」は逆に文系が理系を上回っています。文理が逆転する「19社」で区切って比較してみると、文系では「19社以下」が53%、「20社以上」が47%、理系では「19社以下」が67%、「20社以上」が33%と、企業へのプレエントリー数同様、文系のほうが理系よりも多くの企業の採用情報ページを閲覧しています。最も多いのは、文系、理系ともに「10〜19社」です。
次に、文系、理系それぞれを大学クラス別に傾向を見たデータが[図表2][図表3]です。上位校と呼ばれる大学クラスほど「1〜9社」の割合が少なく、その分「20社以上」の割合が多くなっています。面白いことに「10〜19社」の割合は、(理系の「早慶クラス」「中堅私大クラス」を除き)どのクラスでもそれほど大きな差はありません。上位校ほど閲覧社数が多くなる傾向にあるのは、就活の活動量の差もありますが、プレエントリーする企業規模によるところも少なくありません。
大企業や人気企業と呼ばれる企業の大部分は、就職ナビからプレエントリーをしたとしても、その後のセミナーやエントリーシートなどの選考案内は企業の採用情報ページ内にある「My Page」を通じて行われることになり、必然的に採用情報ページを訪れることになります。一方、中堅・中小企業では、就職ナビに付属の「My Page」やEメールを通じて連絡をとる企業が多く、採用情報ページを訪問しなくても済んでしまうわけです。中には、採用情報ページにアクセスしても、「詳しくは〇〇ナビをご覧ください」として、就職ナビの自社掲載ページにリンクが貼られているだけで、自社ホームページにはさらなる情報は何も掲載されていないというケースもあります。

今年も文系のトップはANA