パートアルバイトは応募時に「給料」より「勤務時間」を重視することが明らかに

公認会計士・税理士・経理人材に特化した転職サポートを行う株式会社レックスアドバイザーズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:岡村 康男)が運営する、会計・経理専門のパートアルバイト求人サイト「アカナビ」が、サービス利用者119名を対象に、転職動向に関するアンケートを実施しました。

本調査では、会計・経理職で働きたいパートアルバイト求職者が、数ある求人の中からどのような基準で応募先を選んでいるのか、その本音が明らかになりました。会計業界において、ミスマッチを防ぎ、応募数を最大化するためのヒントをご報告いたします。

<アンケートからわかった3つのポイント>

1.転職や就職の際に重視した要素は「勤務時間」が第1位。給料よりも「家庭との両立」が優先される傾向にあることがわかりました。

2.転職や就職のきっかけは「働き方改善」がほかの回答と大きく差をつけて1位に。ライフスタイルの変化などに合わせ、勤務時間や勤務日数、業務内容を変えたかったという強い意向が感じられます。

3.働き方を正社員に切り替える意向はあるか聞いたところ、すでに正社員勤務をしている方を合わせると約7割が正社員として働く意欲を持っていることがわかりました。

<アンケート結果の詳細を解説>

アンケート結果について、具体的な内容をまとめました。

転職・就職時に最も重視すること:1位は「勤務時間」で61%

仕事を探す際、最も重視する項目は「勤務時間」で61%という結果でした。次いで「業務内容」56%、「勤務日数」45%と続きます。

パートアルバイトで働きたい方はフルタイム(正社員)で働くことが難しいケースも多いため、勤務時間を重視するのは当然と言えるでしょう。3位に「勤務日数」がランクインしていることから、仕事とプライベートの両立を考えている方が多いこともわかります。

2位に「業務内容」が入っているのは、アカナビが会計・経理業界に特化した求人サイトであることから、業務内容にこだわりを持っている方が多いためと言えます。

意外なことに、「給料」を最重視している割合は25%と低く、6位でした。扶養の範囲内で働きたいという層も少なくないためでしょう。総じて、パートアルバイトで働きたい方は給与条件以上に「自分のライフスタイルに合う時間で働けるか」を最大の判断基準としていることがわかります。

転職や就職のきっかけ:1位は「働き方改善」で39%

「転職や就職のきっかけは何ですか?」という質問への回答では、1位が「働き方改善」で39%という結果になりました。転職の際に重視した要素で「勤務時間」や「勤務日数」が上位だったことからも、ライフスタイルの変化などに伴い、働く時間や日数を変更したかったという意向がうかがえます。

2位は「子供の進級進学」で20%という結果に。こちらは今までよりも勤務時間・日数を減らしたいというだけでなく、「子供が中学生や高校生になったため仕事を再開したい・勤務時間を増やしたい」というケースも含まれます。

3位は「資格取得の勉強」で14%。会計・経理職の求人に特化したアカナビ利用者の中には、資格を取得してさらに専門的な仕事がしたいと考える方も少なくないため、勉強する時間を確保するために転職を決意したというケースもあるでしょう。

正社員に切り替える意向:約7割が正社員としての就業意欲あり

「正社員に切り替える意向はありますか?」という質問に対しては、「将来的には考えている」という回答が37%、「考えていない」が32%、「考えている」が20%、「すでに正社員」が11%でした。

「考えている」と「将来的に考えている」、「すでに正社員」の割合を合わせると、約7割の方が正社員としての就業意欲を持っていることがわかります。子供が小さいうちは時間の融通がきくパートアルバイトで働き、将来的には正社員として働きたいと考えている方が多いのでしょう。

アンケート結果から読み解く企業が応募数を増やすための対策

企業の採用担当者は、パートアルバイトの求人票を作成する際、正社員とはニーズが異なることを把握して、求職者のニーズにマッチした条件をアピールすることが大切です。

今回のアンケート結果からは、会計業界の求職者が「働き方改善」のために「勤務時間・勤務日数」を重視して転職活動を行っているということがわかりました。パートアルバイトで働きたい方の中には、育児など家庭の事情で時間の融通が利く職場を探している方が多くいます。そのため子育て層をターゲットにする場合は、時給を上げるより勤務時間を1時間減らす、勤務日数を減らすといったほうが効果的な場合もあります。

働き方を具体的にイメージできるよう、「お子様のお迎えなどで早上がりOK」「お子様の発熱などによる急なお休みにも対応可能」など、柔軟な働き方ができることをアピールするのもおすすめです。

また今回のアンケート結果から、将来的には正社員として働きたいという意欲がある方も多いことがわかりました。そのため「正社員登用制度あり」という条件をアピールすることも有効といえます。まだ制度がない企業は、検討してみてはいかがでしょうか。

パートアルバイトで入社した方を将来的に正社員として採用するというのは、企業にとっても大きなプラスです。どんな人柄か、仕事ぶりはどうかという点もわかっているため信頼関係が築けていますし、業務上も即戦力として活躍してもらえます。新入社員の場合、入社後のミスマッチで早々に退職されてしまうリスクもありますが、パートアルバイトで働いていた方の場合、すでに職場の雰囲気や業務内容などを知っているため、ミスマッチによる退職リスクも少ないでしょう。

会計業界でパートアルバイトの採用がうまくいかない、応募がなかなか集まらないとお悩みの採用担当者は、求職者にとって自社がアピールできる点は何なのか、何が足りないのかを考える際に、今回のアンケート結果をぜひお役立てください。

【調査概要】
調査タイトル:アカナビ利用満足度アンケート
調査対象:会計事務所や経理部門のパートアルバイト募集サイト「アカナビ」利用者
有効回答数:「アカナビ」サービス利用者119名
調査期間:2025年6月~2026年4月
調査方法:インターネットアンケート
Q.転職や就職に際して重視した要素は何ですか?(N=119)※複数回答可能

Q.転職や就職に際して重視した要素は何ですか?(N=119)※複数回答可能