2017年度の新入社員は「穴埋めドリル式思考」~可視化された課題に強く応用は苦手、育成の鍵は具体的な指導と動機付け~

人材育成や教育コンテンツの開発を手掛ける株式会社ヒップスターゲート(代表取締役:渡邉良文、本社:東京都渋谷区)は、2017年度の新入社員に対して、労働に関する意識調査を実施しました。これは、新人・若手社員を対象とする人材育成の質の向上を目的として、ヒップスターゲートが提供する新入社員研修の受講者に対して調査したものです。

◆調査概要
【調査名称】2017年度新入社員労働に関する意識調査
【調査方法】アンケート調査(選択式)
【設問内容】
1.会社の先輩や上司に何を期待しますか
2.働くうえで重要だと感じていることはなんですか
3.仕事をする上でモチベーションとなる事柄はなんですか
4.指示を受けた仕事で不明点があった際はどうしますか
5.あなたは先輩や上司から何を期待されていると思いますか
6.将来、海外に行って働きたいですか
【対象人数】1525名
【調査期間】2017年4月4日~5月12日 

◆調査結果サマリー 
2017年度新入社員労働に関する意識調査により、新入社員の働く意識の傾向が明らかになりました。結果は以下のとおりです。
【アンケート調査結果】
▶設問1.「会社の先輩や上司に期待すること」
1位:仕事以外の話もできる雰囲気があるとよい36%
2位:マナーや仕事の進め方基礎を教えてほしい 32%
3位:仕事はミスをしないよう丁寧に教えてほしい16%
▶設問2.「働くうえで重要だと感じていること」
1位:同期や先輩との良好な人間関係42%
2位:仕事がこなせる能力を身につける37%
3位:仕事と私生活の両立15%
▶設問3.「仕事をする上でのモチベーション」
1位:自己実現-夢や理想の自分31%
2位:社会人としての成長23%
3位:給与、昇給、昇格19%
▶設問4.「指示を受けた仕事で不明点があった時」
1位:指示を受けた人に確認する35%
2位:周囲の人に確認する31%
3位:調べて進め方を考える23%
▶設問5.「先輩や上司から期待されていること」
1位:不明点を確認しながら進める28%
2位:先輩を進んで手伝い仕事を覚える26%
2位:周囲を見て気配りある行動をする23%
▶設問6.「将来、海外で働きたいか」
1位:スキルが身についたら働きたい46%
2位:短期間ならば働きたい21%
3位:すぐにでも働きたい12%

【2017年度新入社員の強み・弱み】
●強み
1位誠実で真面目である12%
2位分析力があり思考力が高い11%
3位チームワーク・協調性がある10%
4位素直である10%
5位取組み意欲があり、前向き9%
6位主体性、積極性があり責任感が強い8%
●弱み
1位言動に緩さ・幼さが目立つ23%
2位主体性・積極性・発信力が弱い19%
3位元気がなく活性が低い9%
3位緊張感に欠け学びが持続しない9%
4位時間管理が苦手6%
5位観察力が低く周囲に配慮できない5%
5位論理的に考え分析する力が弱い 5%
5位目標設定が甘く達成意欲・目的意識が弱い5%

今年は、昨年と比較し「素直」のキーワードが少なくなりました。2016年度は17%と1位回答でしたが、今年は10%で順位も4位にとどまっています。 
一方で、今年、多く挙げられたキーワードが「幼さ」です。言葉遣いをはじめ、生活態度、思考性などが青年になりきっていないため、今、学ばなければ自分達にどのようなデメリットがあるのかが想像できず、残念ながら緊張感や真剣みに欠けています。

以上の集計を受け、ヒップスターゲートは、新入社員および若手社員に求める人材像を「答えのない課題に恐れず挑戦できる人材」とすることを提言します。
本年度の新入社員の皆さんが、自身の明日にもっとも影響力があるのは、他の誰でもない自分であることを知り、未来のために恐れず挑戦を続けていけるようご支援できればと考えます。「答えのない課題に恐れず挑戦できる人材」を創出するのが、私たちヒップスターゲートの使命と心得ます。

▶ヒップスターゲートについて
2010年に代表取締役の渡邉良文が設立。個人と組織の実行力を強化する人材教育・社員研修のコンサルティング、ゲーミフィケーションを取り入れたの研修開発を得意とし、真面目に楽しい教育を創造する。
名称: 株式会社ヒップスターゲート
本社: 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-9-11インテリックス青山通ビル3階
役員: 代表取締役 渡邉良文
事業内容:企業および官公庁・団体に対する人材教育・研修支援
URL: http://hipstergate.jp/
ヒップスターゲート、2017年度新入社員労働に関する意識調査結果を発表!