~組織運営における具体的な打ち手を提言~

本プロジェクトは、3 つのフェーズで展開しています。
今回フェーズ③が終了し、活動内容を WEBサイトに公開しました。
組織再考計画 HP:https://thinkings.co.jp/re-thinking/

フェーズ①:今後重要となる「日本の経営環境の変化」に関する仮説の設定
フェーズ②:仮説から考えられる「組織運営の変化の兆し」に関する実態調査
フェーズ③:調査結果を受けて企業が実践できる具体的なアクション(≒組織運営の打ち手)の提示

■組織再考計画:フェーズ③活動内容サマリー
~変化の大きい時代、明確な理想に向かって一貫性を持った組織・事業作りが重要~

フェーズ①では「組織の変化」を洞察するにあたり、「社会の変化」「個人の変化」に関する変化の
シナリオを検討しました。フェーズ②では実態調査を行い、「社会の変化」では持続可能性への風潮が
加速するという方向性、「個人の変化」では流動的な所属・自己表現へと変化する傾向が見られること
を確認しました。
・フェーズ①のプロジェクトレポート:https://thinkings.co.jp/re-thinking/phase-1/
・フェーズ②のプロジェクトレポート:https://thinkings.co.jp/re-thinking/phase-2/

今回フェーズ③では、見えてきた「今後の方向性」に向かうにはどうしたらよいか、組織運営におけ
る具体的な打ち手を、「個人の変化」に焦点を当て 2 つの提言にまとめました。

提言 1:
 外発的な動機づけで働く固定的なメンバーに支えられた組織が、
 内発的動機づけで働く流動的なメンバー中心の組織へと移行するステップ
提言 2:
 すでに内発的動機づけで働く流動的なメンバーが集う組織が、
 さらなる成長を目指すときに考えられる「次のステージ」のパターン

・フェーズ③のプロジェクトレポート:https://thinkings.co.jp/re-thinking/phase-3/

■提言 1 の概要:「日本型経営 2.0」から「分人的な仕事観」へ、組織のカルチャーを変えるには
主に2つの前提から結論を導きました。
「D:日本型経営 2.0」の組織が「B:分人的な仕事観」に移行するということは、中央集権型で安定志向の「チームリーダー経営」から、分散型で変化志向の「全員リーダー経営」へと組織カルチャーを変えるということであり、非常に大きな変革であることが分かります。そこで私たちは、「D→B」という一足飛びの変化を目指すのではなく、ステップを踏むのが現実的だと考えました。
▼詳細はプロジェクトレポートをご覧ください
https://thinkings.co.jp/re-thinking/phase-3/

■提言2の概要:「B:分人的な仕事観」を体現している企業はどこに向かうのか
私たちは第 2 フェーズで行った企業インタビューの内容を考察し「B:分人的な仕事観」の組織が次に向かう方向として 4 つのパターンに分類し、多様な方向性について議論しました。
この中で、「計画的成長重視型」は秩序(計画)を前提に予測可能な成長を目指す組織、「仕組み構築型」はより長期目線での成長を見込み、カオスの中からイノベーションが生まれることを期待する組織だとも言えます。今後の世界では、後者のやり方(仕組み構築型)が市民権を得ていく可能性があると考えました。

■まとめ:意志をもって経営スタンスを選択することが重要
組織のあり方に唯一の正解はありません。また組織づくりに終わりはなく、事業戦略や社会のあり方
と切り離して組織のあり方だけを考えても上手くはいきません。変化の大きい時代には、組織を取り巻
く環境を観察し、状況を把握することはもちろん大事です。その上で、自分たちが目指したい組織、理
想とする組織の方向を明確にし、一貫性をもった組織と事業を作っていくことが重要です。
特設サイトでは、提言のポイントについて、そこに至る思考過程も含めてご紹介しています。また、
本研究の一連の流れを踏まえた考察を「本研究における示唆」と「今後に向けた検討点」として整理し
ていますのでご覧ください。
特設サイト:https://thinkings.co.jp/re-thinking/

■参加メンバー一覧
<フェーズ3 検討メンバー>
瀧澤暁(プロジェクトリーダー) / Thinkings 株式会社 代表取締役会長
⼭田裕嗣(プロジェクトファシリテーター) / 株式会社令三社 代表取締役
岩田佑介/社会保険労務士、IPO・内部統制実務士
岩本卓也/株式会社 Polyuse 代表取締役 CEO
嘉村賢州/場づくりの専門集団 NPO 法人「場とつながりラボ home’s vi」代表理事、東京工業大学リ
ーダーシップ教育院特任准教授、『ティール組織』(英治出版)解説者
唐澤俊輔/Almoha LLC 共同創業者 COO、デジタル庁 人事・組織開発

■オンラインイベント開催
この度の組織再考計画の最終アウトプットのリリースに合わせ、プロジェクトメンバーを交えた 2 回
に渡るリリースイベントを開催します。

① 5 月 12 日(木)開催 「社会」「個人」のトレンドから見る「組織」の変化
1 回目のイベントでは、組織再考計画のアウトプットをプロジェクトメンバーとともにご紹介します。

タイトル:「社会」「個人」のトレンドから見る「組織」の変化
配信日時:2022 年 5 月 12 日(木)12:30~13:30 LIVE 配信(ZOOM ウェビナー)
参加方法:ZOOM ウェビナーによるオンライン配信セミナーです。
お申込みいただいたメールアドレス宛に、LIVE 視聴用 URL をお送りいたします。
申し込み URL: https://sonar-ats.jp/seminar/220512/
登壇者:<フェーズ3 検討メンバー>瀧澤暁、岩田佑介、嘉村賢州、⼭田裕嗣

② 5 月 31 日(火)開催 これからの「採用」の変化ー「流動的な働き」と「自己表現」
2 回目となる本イベントでは、組織再考計画を踏まえ、「採用」はどのように変わるのか?をより具体
的に考えます。

タイトル:これからの「採用」の変化ー「流動的な働き」と「自己表現」
配信日時:2022 年 5 月 31 日(火)17:00~18:00 LIVE 配信(ZOOM ウェビナー)
参加方法:ZOOM ウェビナーによるオンライン配信セミナーです。
お申込みいただいたメールアドレス宛に、LIVE 視聴用 URL をお送りいたします。
申し込み URL: https://sonar-ats.jp/seminar/220531/
登壇者:Thinkings 株式会社代表取締役社長 吉田崇
<フェーズ3 検討メンバー>唐澤俊輔、⼭田裕嗣

■採用プラットフォーム「sonar HR テクノロジー」について
採用プラットフォーム「sonar HR テクノロジー」は、「sonar ATS」、「sonar store」、「sonar
まとめてパックシリーズ」、これら sonar ブランドの総称です。「採用の解像度を上げ、真のマッチン
グを実現する。」というビジョンのもと、採用担当者を支援いたします。ブランドビジョンやサービス
詳細については以下リンクをご覧ください。
sonar ブランドサイト: https://brand.sonar-ats.jp/

■Thinkings 株式会社について
会社名 : Thinkings 株式会社
代表者 : 代表取締役社長 吉田 崇
設立 : 2020 年 1 月
所在地 : 東京都中央区日本橋本町 4-8-16 KDX 新日本橋駅前ビル 5 階
URL : https://www.thinkings.co.jp
事業内容:新卒・中途採用向け採用管理システムを主軸とする HRTech 事業、
及び、多様な HR サービスを総合的に購買・導入支援するマーケットプレイス
Thinkings、組織再考計画 最終フェーズ③の活動を終了し、活動報告を特設サイトに公開