株式会社Lboseは2022年5月26日、正社員が個々のライフステージに合わせて自由に勤務時間を調整できる「エクストリームフレックス制度」を、同月より新たに導入したと発表した。本制度は、コアタイムを設けないフレックス制度と、カスタマイズした育児時短勤務制度を組み合わせた、同社独自の勤務制度となる。これにより、社員の働き方の自由度を高め、「企業に所属するメリット」と「柔軟性の高い働き方」の両立を目指したい考えだ。
勤務時間の自由な調整が可能な「エクストリームフレックス制度」をLboseが導入。社員が希望する働き方を選択できる

正社員もフリーランスのような働き方が実現できる新制度を導入

Lboseは、個人が中長期にわたって複数の企業で同時に働く「パラレルコミット」を理想のワークスタイルだと考え、2017年の創業時より、フリーランスが活躍できる環境を提供している。また、「フルリモート」と「フルフレックス」を組み合わせた働き方も導入。これは、多様な働き方や契約形態のメンバーが混ざり合う“フレキシブルなチーム”の可能性を信じた上での制度設計だという。

現在同社では、80名以上の正社員と契約社員、業務委託のメンバーが集まっているが、そのうち9割以上がフリーランスとして働いているという。その一方で、フリーランスのような自由度の高い働き方を望みながらも、「出産・育児や病気などでの休業制度がない」、「保育所などの預け先が見つけづらい」といった側面などから、正社員での雇用を選択せざるを得ない社員もいることを、同社は課題としていた。

そこでLboseは、フリーランスか正社員かにかかわらず自由で柔軟に働ける方法を模索するため、社内の勤務制度の見直しを実施。その結果、同社勤務の正社員に向けて、新たに「エクストリームフレックス制度」を導入することを決定した。制度の概要は以下の通り。

コアタイムのないフレックス制度

本制度では、“コアタイムのないフレックス制度”と同様の働き方が可能で、個人の裁量で月の総労働時間(約160時間)の中で自由に働くことができる。一般的な勤務体系では「1日8時間×20日の160時間勤務」だが、本制度では働く曜日や日数、時間帯などを、「月〜土曜日の5〜22時」の範囲で自由に調整することができ、個々人が1日の中でオン・オフを行き来しながら、個々の都合に合わせて自由に働ける。そのため、週休3日および週休4日といった働き方も可能となり、月の総労働時間は変動しないため、給与もフルタイム勤務と同額だとしている。

また、勤務時間に調整の余地を持たせて、個々人の多様な働き方をサポートするため、月間の総労働時間である約160時間から「20時間」の増減の幅を設けている。月140時間に勤務時間を短縮した場合でも、給与はフルタイム勤務時と同額となる。
エクストリームフレックスの勤務例

カスタマイズした育児短時間勤務制度

本制度の一環として、同社では国が「育児・介護休業法」において定めた育児時短勤務制度(以下、時短制度)を独自にカスタマイズして、正社員向けに導入した。これにより、勤務時間が1日最短4時間(月80時間)まで短縮可能となり、さらに子どもが小学4年生になるまで制度が利用できる。また、1ヵ月単位で勤務時間の変動が可能となるため、「子どもの夏休み中だけ勤務時間を短縮する」といった、育児の都合に合わせた働き方を社員個人が自由に選択できるという。
カスタマイズした育児短時間勤務制度
本制度導入により、同社は、正社員の働き方の自由度を高め、「企業に所属するメリット」と「柔軟性の高い働き方」の両立を目指すとしている。また、同社がミッションとして掲げる「“誰と、どこで、何をするか”を、もっと自由に」のもと、よりよい組織づくりに努めたい考えだ。

本制度は、正社員であってもフリーランスのような柔軟な働き方が実現できる、新たなモデルケースといえそうだ。働く時間帯や日数が調節可能になれば、個々人が理想のワークライフバランスを実現することにもつながるだろう。