のべ3000人以上の採用に関わり、300人以上の管理職育成に携わったサイバーエージェントの人事部門役員が送る「最強の人材育成術」。若手を「育てる」のではなく、若手が自発的に「育つ」しくみを作ることで、より速く、より多くの人材育成が実現するという。マネジャー、メンター、トレーナーがすぐに使える、若手を急成長させるための「抜擢メソッド」を初公開。
『若手育成の教科書』曽山哲人(ダイヤモンド社)

内容紹介

マネジャー人材がいない、リーダー候補が不足している。
いざマネジャーに昇格させても、なかなか思うように育たない。
以前よりも若手がより受け身になっている。
それどころか、そもそも自社に優秀な若手がいない。
さまざまな企業の人事担当者やマネジャーから、このような声を聞くことがあります。
一言でいえば「若手育成」に関する悩みです。

私は「若手が自ら自身を手にすること」が若手育成のゴールだと考えます。
若手が自ら急成長できるしくみを会社が提供する。
この「急成長できるしくみ」が、本書で紹介する「自走サイクル」です。

多くの会社、そしてビジネスパーソンの皆さんが抱えている「若手を育てる」という問題を一緒になって考え、一つのヒントが出せればと思い、執筆に至りました。
・人材育成について悩みの尽きないマネジャーやリーダー
はもちろんですが、
・はじめて「育成」に関わるメンターやトレーナー、OJT担当者たち
にも活用していただけるよう、現場で今すぐ使える「フレームワーク」としてまとめました。
私がこれまで300人以上のマネジャー「抜擢」に携わり、彼らとともに試行錯誤を繰り返しながら得たノウハウをすべて公開したいと思います。
(「はじめに」より抜粋)

目次&著者プロフィール

【目次】
はじめに どの企業も悩む「若手が育たない」問題
第1部 抜擢前 若手から「やりたいです」と言える空気をつくる
第1章 「言わせて、やらせる。」で人は育つ
第2部 抜擢 「自走スイッチ」を入れると若手は勝手に育つ
第2章 抜擢 ── 「期待をかける」と自分から動き出す
第3部 抜擢後 「自走サイクル」が回ると若手は急成長する
第3章 決断 ── 「決断経験」で大きく成長する
第4章 失敗 ── 「成長のプロセス」ととらえる
第5章 学習 ── 課題を見つけて次の抜擢につなげる
おわりに 「抜擢カルチャー」を社内に浸透させる
巻末特典 『若手育成の教科書』まとめ&ワークシート

【著者プロフィール】
曽山哲人(そやま・てつひと)
株式会社サイバーエージェント 常務執行役員CHO
1974年神奈川県横浜市生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。1998年伊勢丹に入社、紳士服部門配属とともに通販サイト立ち上げに参加。1999年、社員数が20人程度だったサイバーエージェントにインターネット広告の営業担当として入社し、後に営業部門統括に就任。2005年に人事本部設立とともに人事本部長に就任。2008年から取締役を6年務め、2014年より執行役員、2016年から取締役に再任。2020年より現職。著書は『強みを活かす』(PHPビジネス新書)、『サイバーエージェント流 成長するしかけ』(日本実業出版社)、『クリエイティブ人事』(光文社新書、共著)等。ビジネス系ユーチューバー「ソヤマン」として情報発信もしている。
2005年の人事本部長就任より10年で20以上の新しい人事制度や仕組みを導入、のべ3000人以上の採用に関わり、300人以上の管理職育成に携わる。毎年1000人の社員とリアルおよびリモートでの交流をおこない、10年で3500人以上の学生とマンツーマンで対話するなど、若手との接点も多い。
(版元ホームページより抜粋)
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