VUCAの時代、かつ、国内市場が伸び悩む中で、事業や組織の方向性を示し、チームメンバーのモチベーションやエンゲージメントを引き出すリーダーシップが求められています。一方で、リーダシップの発揮を期待されているリーダーやマネジャーの方々の中には、株主・経営陣からの要求と部下・メンバーがもつニーズの間に挟まれたり、短期的成果と中長期的継続性のバランスに悩んだり、事業成果と組織健全性の両立に苦慮したりと、複雑で単純な解決策が思い浮かばない現状をどのように打破をすればよいのか、悩んでいる人も多くいらっしゃいます。
そこで、本セミナーでは、矛盾や葛藤をポジティブなエネルギーに変えるパラドキシカル・リーダーシップをご紹介します。
パラドキシカル・リーダーシップは、一見矛盾しているが相互に関連している要素(パラドキシカルな要素)を同時追求するリーダーシップです。矛盾や葛藤の中にあると、選択肢Aと選択肢Bのどちらかを選択しなければいけないという具合に「A or B」という択一思考的な発想を持ちやすいですが、パラドキシカル・リーダーシップにおいては「A and B」という両立思考的な発想を大切にします。実は、日本においても「任せて、任さず(権限移譲と権限保持の両立」や「三方よし(ビジネス利益と社会貢献の両立)」など、両立思考的な発想があります。パラドキシカル・リーダーシップは、このような発想を包含する、「相矛盾するものを両立するリーダーシップ理論」です。
既存のリーダーシップ理論では、自社のビジネス環境の複雑さや、組織体制・組織風土の難しさにはマッチしないという課題意識をお持ちの人事の方は、この機会にパラドキシカル・リーダーシップという考え方を知っていただければと思います。
本セミナーは、教育を専門とするアルーの代表が、「人事の方向けの(楽しい)学校」のようなイメージで、論文などを引用しながら30分でポイントを絞ってお伝えします。
今後、ショートセミナーをシリーズで開催していきますが、単発でご参加いただいても問題ございません。お気軽にご参加ください。