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「不可解な絵」とは
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風船の飛んでいる風景が描かれている”断片的な絵のカード”をチームのメンバーに配布します。その情報を口頭のみで伝え合い、その絵の情報のつながりに矛盾がないように、1枚の絵として模造紙に描きます。そして、その絵の中に風船がいくつ描かれているかを見つけ出すという、ちょっと難解ですが楽しい課題解決ワークです。
そのワークを通して、チームにおけるコミュニケーションのポイントを学びます。チームワークやミーティングにおけるマネジメントの学びにもつながり、組織のリーダーやマネージャーには、是非、体験してもらいたいグループワークです。
【ワークのねらい】
「課題解決ワークを通して、チームにおけるコミュニケーションのポイントを学ぶ」
チームのコミュニケーションは、「課題解決」や「アイデア出し」など、対話に比べ、効果的な成果が得られる可能性があります。しかし、複数のメンバーによるコミュニケーションは、1対1の対話とは違い、同時並行的に声が行き交うこともしばしばあり、情報共有は大変難しいものです。やや難易度の高い「不可解な絵」というグループワークを通して、成果を上げるためのチーム・コミュニケーションのポイントを学びます。
【ワーク概要】
6名程度のグループで実施します。
各々に「情報カード」を配布し、口頭のみでカードの情報を伝え合い、一枚の絵を完成させ、課題を解決するワークです。絵による情報伝達の面白さや、お互いにアイデアや意見を出し合う楽しさ、皆で情報を検証し課題を達成するワクワク感など、チームでのコミュニケーションの醍醐味も味わえます。
【受講対象】
チームや組織で働く人であれば、年齢、階層、職種問わず、対象としています。
ただ、やや難度の高いグループワークなので、ある程度、チームや組織で働く経験のある方がお勧めです。グループで、絵の情報を伝え合い、絵を完成する過程は、楽しさもあるワークです。グループワークを楽しみたい、チームビルディングに活用したいという目的であれば、ファシリテーターが課題解決のサポートをして、難易度を下げてワークを楽しむことも可能です。
【体験者よりひとこと感想】
『配布された情報カードを見た時まず、「・・できるのかな」と思いました(笑)。
絵情報が断片的なものなので、自分の情報の伝え方、他の人の情報の捉え方が難しかったです。また、”全体像が分からない状態から絵を完成させる”ために、どうやって進めるべきか等、チームでアイデアを出し合うことの重要性が実感できました。絵柄が手書き風で可愛いので楽しい気分も出て、チームであれこれと活発なコミュニケーションが取れたのも良かったです。楽しいけど難しい・・充実感のあるワークです!』