HRプロの人事トレンドニュースでは今月、「社内会議の実態」や「現在働いている環境」、「転職後1年以内の退職理由」、「非正規雇用の社会保険加入」に関する調査結果といったニュースをお伝えしてきました。12月25日(月)~28日(金)のHR関連ニュースを以下でご覧ください。
【HRニュースまとめ】12月25日~28日|「転職後1年以内の退職理由」、「社内会議の実態」、「非正規雇用の社会保険加入」 など

【アフターコロナの社内会議】約9割が「無駄を感じる」と回答。「時間管理」が課題か

【HRニュースまとめ】12月25日~28日|「転職後1年以内の退職理由」、「社内会議の実態」、「非正規雇用の社会保険加入」 など
弁護士ドットコム株式会社は、社内会議の実態調査「社内会議白書2023 by MeetingBase」の結果を発表した。新型コロナ5類移行後の社内会議の実態を調査するべく、まず同社が提供する電子契約サービスの利用企業に勤める694名を対象に、「社内会議中に無駄だと感じたことがあるか」を尋ねると、「無駄を感じたことがある」との回答は88.8%と、9割に迫った。具体的な内容を尋ねると、「長時間の会議」や「議題が不明瞭」、「不要な人員が多い」などが上位を占めた。

また、「社内会議に課題を感じる」とした人は半数を超えており、「具体的な課題」を尋ねた。すると、「会議が長い」が最も多く、別の作業に時間を充てられる点を“課題“、“時間の無駄“と感じている人が多いことも明らかとなった。他にも、「発言者に偏りがある」、「結論が出ない」、「似たような会議が多い」などが続いた。

【リーダー職の意識調査】チームの4割超が「逃避者・破壊者タイプ」

【HRニュースまとめ】12月25日~28日|「転職後1年以内の退職理由」、「社内会議の実態」、「非正規雇用の社会保険加入」 など
リ・カレント株式会社は、「現在働いている環境に対する意識調査」の結果を発表した。本調査は、企業規模500人以上の企業に勤めるリーダー職1,110名を対象として、メンバータイプを4属性に分けて実施したものだ。はじめに「現在のチームメンバーに最も多いタイプ」を尋ねたところ、「協働者タイプ」(37.1%)が最も多かった。以下、「逃避者タイプ」(22%)、「従属者タイプ」(19.5%)、「破壊者タイプ」(19%)と続いた。ネガティブな属性である「逃避者・破壊者タイプ」の合計は、4割を超えることが明らかとなった。

また、「リーダー職である自身の役割」と「リーダーがチームメンバーに求める役割」を尋ねたところ、最も多かったのは「組織(チーム)の成果達成」だった。「チームメンバーに求める役割」の2位以降には、「自身(個人)の成果達成」、「組織(チーム)の活力向上」が続き、リーダーはメンバーに対して個人の成長も求めていることがわかった。

【転職後1年以内の早期退職】課題は「人間関係」や「労働環境」か

【HRニュースまとめ】12月25日~28日|「転職後1年以内の退職理由」、「社内会議の実態」、「非正規雇用の社会保険加入」 など
ウェブココル株式会社は、同社運営の転職Webメディア「キャリアクラス転職」を通じて実施した「転職後1年以内の退職理由に関する調査」の結果を発表した。まず転職後1年以内に早期退職を経験した300名を対象に、「転職後1年以内に早期退職した理由」を尋ねた。その結果、「人間関係が良くなかった」(158票)が最も多かった。以下、「労働時間や労働環境が悪かった」(131票)、「給与が低かった」(83票)と続いた。

そこで、「早期退職をしてよかったか」を尋ねると、「よかった」との回答は96.7%と、9割を超えることが明らかとなった。その理由には、「仕事が合わずに体調を崩していたが、今の仕事を離れたことで体調が回復に向かった」、「新しい職場では、自身のスキルや興味にあった仕事に就くことができ、ワークライフバランスも向上した」などの声が寄せられたという。

【非正規雇用希望者】「社会保険加入の有無にこだわらない」が約4割

【HRニュースまとめ】12月25日~28日|「転職後1年以内の退職理由」、「社内会議の実態」、「非正規雇用の社会保険加入」 など
株式会社アイデムは、「仕事探しに関するアンケート調査」の結果を発表した。はじめに、同社運営の総合サイトで求人に応募した419名を対象として、雇用形態ごとに「希望する理由」を尋ねた。「正社員」を希望する人は、「将来にわたって安定して働きたいから」が最も多く、次いで、「社会保険に加入できるから」となった。また、「パート・アルバイト」を希望する人は、「自分の都合のよい時間や曜日に働きたいから」が最も多く、次に「生活との両立を図りたいから」が続いた。

さらに、パートやアルバイト、契約社員など「非正規雇用」を希望する人に、「社会保険への加入希望」を尋ねたところ、「加入有無はこだわっていない」が40.3%と最多だった。以下、「加入できる仕事につきたい」が32.7%、「適用にならない職場、範囲で働きたい」が14.7%となった。希望する雇用形態や社会保険の加入は、性別や年代によっても異なるようだ。

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