
「忘年会を開催予定」は2割未満
ほぼ1年を通して新型コロナウイルス感染症の話題が中心となった2020年、年末年始の予定にも影響は出るのだろうか。はじめに、「リモートを含め、忘年会の予定があるか」を尋ねた。すると、全体では「ある」は14.3%、「ない」が85.7%という結果になった。男女別に見ても、「ある」は男性が17.4%、女性が13.5%と、今年の忘年会を控えている様子がうかがえる。

「会社」で開催予定があるのは、男性約50%、女性約45%
次に、「忘年会を予定している人」に、「どのグループで開催するか」を尋ねた。その結果、最も多かったのは男性が「会社」で52%、女性が「友だち(ママ友以外)」で44.5%となった。男女を比較すると、男性は「取引先」が11.8%なのに対して女性は2.1%と、差が大きく開いた。
約6割が「飲食店で開催予定」
続いて、「会社で忘年会の予定がある」という回答者に「どのような開催スタイルか」を尋ねると、「飲食店」が59.4%で最も多かった。次に、「オンラインサービスを利用したリモート開催」が23.1%で続く。コロナ禍でオンライン会議が普及し、会社の忘年会にもオンラインサービスを利用する企業が多いと考えられる。
コロナ禍で新年会の予定は立たずか
次に「新年会の予定」を尋ねると、「ない」が92.5%と9割以上を占めた。男女別に見ても、「予定がある」としたのは男性8.2%、女性7.3%といずれも10%以内にとどまり、今後の新型コロナウイルスの状況が予測できずに、開催のめどがつかない様子が見て取れる。
忘年会や新年会開催による大量感染に懸念
最後に、「今回の忘年会や新年会で心配なこと」を尋ねた。すると、「大人数になるためクラスターにならないか」、「家族が忘年会や新年会に参加することで感染しないか」という声があげられた。「会社や上司からの指示の場合は断りにくいため、経営層や上層部が的確な判断をしてほしい」という声もあり、経営層の判断が重要になるという示唆もある。また、リモート飲み会に対して「時間が長い」、「参加を断りにくい」といった、これまでになかった心配事も生まれているようだ。