新型コロナウイルスと共存する働き方

新型コロナウイルス感染症が世界を席巻しています。人類がはじめて対峙するウィルスであり、手探りでの研究が続いている状態です。日本はいったん落ち着いた印象ですが、ワクチンや特効薬がいつできるのか不明ですし、東京では経済活動の再開とともに徐々に感染者数が増えています。今回は2020年6月までの状況を整理したうえで、新型コロナウイルスと上手に付き合いながら働く方法を提案いたします。

新型コロナウイルスの現状と、これまでにわかってきたこと

2020年6月現在、世界的には、新型コロナウイルス感染症の新規患者数は相変わらず増加傾向にあります。特にブラジルといった南アメリカ地域での増加が目立ちます。アメリカ合衆国は新規感染者数が高止まり傾向です。一方でヨーロッパは減少傾向に入りました。日本も5月には減少傾向にありましたが、特に東京は同月下旬の経済活動再開にともない若干の増加傾向にあります。

この病気の特徴としてわかっていることとしては以下の通りです。

(1)死亡率は高齢者が高い(30代では0.1%に対し、80代は15%)
(2)高齢、がん治療中、心臓病、糖尿病、慢性肺疾患、喫煙、肥満などの要因(既往歴)があると重症化のリスクが高まる
(3)症状が現れる2〜3日前から周りの人にうつす危険性がある
(4)クラスターは突然発生する(6月に中国・北京の市場やドイツの食肉工場で何百人という規模のクラスターが発生しました。どちらもコロナ禍がほぼ収まっていた地域です)


また、どのような活動が感染を広げやすいかもわかってきました。

・声を出す活動
カラオケや合唱が原因でクラスターが発生しています。反対に、混みあっているにもかかわらず黙々と遊ぶケースが多いと考えられるパチンコ店でのクラスター発生報告はありません。

・会食
6人が接客をともなう飲食店で会食した後、全員感染したという事例がありました。「保菌者が1人でも数時間飲食に同席すれば全員に感染が広がる危険がある」と警告する医師もいます。私の個人的見解ですが、会食する人数が増えると保菌者の存在確率が指数関数的に増えます。大勢での会食は危険だと考えられます。

日本においては、全般的にはいったん落ち着いている様子でしたが、「第2波は必ず来る」というのが大方の医師の考えです。特に冬期はインフルエンザが流行るので、新型コロナウイルス感染症の罹患者がインフルエンザ患者と判断される可能性が大きく、まぎれてしまう危険性が懸念されています。

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HRプロ編集部

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