株式会社マイナビワークスは2019年10月、「20代の理想の働き方と現実の働き方に関するギャップ調査」の結果を発表した。調査期間は2019年1月23日〜5月31日。同社が運営する「マイナビジョブ20's」を利用している20〜29歳の男女(既卒未就業者を除く)を対象におこなわれ、1,222名から回答が得られた。これにより、多くの20代が、現在の働き方の実態と理想にギャップを感じていることが明らかになった。

有給休暇の取得日数、現在の実態と理想では大きなギャップ

労働力の高齢化や人手不足が叫ばれる中、20代の社会人はどの企業においても今後の発展を担う社員として育成したい、必要な人材と言えるだろう。今回、企業の若手として働く20代社員に対し、「理想的な1年間の有給休暇取得日数」と「現在(もしくは前職)で1年間に取得した有給休暇の日数」という2つの質問をした。

理想的な1年間の有給休暇取得日数について、もっとも多い回答は「6〜10日」(38%)、次いで「11〜15日」(33.5%)という結果となった。それに対し、実際に有給休暇を取得した日数は「6〜10日」(31.8%)が最多回答となったものの、「1〜5日」(27.3%)、「0日」(22.7%)と続いた。この結果から、若手社員の約半数が、現在(もしくは前職)での有給休暇は5日以下しか取得できていないことがわかった。

働き方改革関連法により年5日以上の有給休暇取得の義務化が定められたが、今回の調査時点では、多くの20代にとって有給休暇の取得が厳しい状況という結果だった。

理想的な社風は「チームワーク」「安定志向」「フランク」

続いて、「現在(もしくは前職)の企業に当てはまる社風」と「理想的と思える企業の社風」について質問すると、理想的な社風では「チームワークを重視」(64.6%)がもっとも多く、次いで「安定志向」(56.1%)、「フランク」(48.7%)が続く結果となった。
これにより、20代の若手社会人は、競争や挑戦を想起する社風よりも安定性がありチームで協力して業務を進める協調型の社風を理想とする傾向にあることがわかる。一方、現在(もしくは前職)の社風については「年功序列」や「成果主義」といった回答数が多く、理想の職場環境と現実の社風にもかい離があることが明らかになった。20代社員においては、挑戦や競争よりも働きやすい環境を求める人が多くいるようだ。