有給休暇の取得日数、現在の実態と理想では大きなギャップ
労働力の高齢化や人手不足が叫ばれる中、20代の社会人はどの企業においても今後の発展を担う社員として育成したい、必要な人材と言えるだろう。今回、企業の若手として働く20代社員に対し、「理想的な1年間の有給休暇取得日数」と「現在(もしくは前職)で1年間に取得した有給休暇の日数」という2つの質問をした。理想的な1年間の有給休暇取得日数について、もっとも多い回答は「6~10日」(38%)、次いで「11~15日」(33.5%)という結果となった。それに対し、実際に有給休暇を取得した日数は「6~10日」(31.8%)が最多回答となったものの、「1~5日」(27.3%)、「0日」(22.7%)と続いた。この結果から、若手社員の約半数が、現在(もしくは前職)での有給休暇は5日以下しか取得できていないことがわかった。
働き方改革関連法により年5日以上の有給休暇取得の義務化が定められたが、今回の調査時点では、多くの20代にとって有給休暇の取得が厳しい状況という結果だった。