売り手市場×広報・選考期間の短縮化=採用“難”

アベノミクスへの期待感や円安傾向で景気が上向いている今、採用枠を拡大する企業が増え、多くの企業は採用「難」の時代を迎えています。弊社にもこの夏から秋にかけて「従来の手法だけでは採用活動が難航している」「内定辞退が多い」といったご相談を例年より多くいただきました。
一般的な新卒採用の流れは、大学3年生を対象としたインターンシップを夏場に行い、12月からエントリー受付を始め、5~6月に内定を出すというもので、中堅・中小企業の採用活動はこの後が本番となります。しかし2016年卒からは、学業への配慮から採用活動全体の流れはさらに後倒しになり、広報開始は3月1日、選考開始は8月1日になることが決定しています。そのしわ寄せは、確実に中堅・中小企業の採用活動に大きな影響をもたらすと見ていいでしょう。これからの新卒採用市場は、“売り手市場”と“広報・選考期間の短縮化”がキーワードになります。

採用“難”時代を乗り切る一つの施策としての「人材紹介」

採用「難」時代を乗り切るために――新卒採用にも“人材紹介”を。
新卒採用を行う企業が限られた期間に集中して採用活動をするとなると、会社説明会の開催時期が大手企業群や採用競合となる企業とバッティングして自社セミナーへの動員がしづらくなります。また、いわゆる大手・人気企業の採用枠増加に伴い、例年であれば中堅・中小企業に入社を決めていた層が奪われ、内定辞退は増加することが予測されます。採用予定数の確保が難しくなるのは明らかです。
そうした採用「難」時代に、どう対処すればいいのでしょうか。
私たちは、中途採用の領域で広く受け入れられている「人材紹介」という採用手法が一つの解決策になると考えています。
「人材紹介」とは、人材紹介会社が企業と求職者の仲介役となり、両者のマッチングを図るサービスです。新卒領域ではまだメジャーな手法とは言えませんが、業界・企業規模を問わず、徐々に新卒採用に人材紹介を取り入れる企業様が増えてきています。

“採用できていない層”に効率的にアプローチする手段

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