どこよりも早い2020卒採用総括 & 2021卒採用のトレンド解説 〜2021卒はマスから個への対応を取る企業が増える〜

新卒フォーラム2019 講演録

経団連による「就活ルール」の廃止が決まり、新卒採用が大きな転換期を迎えている。そんな中、7月24日に東京都・神保町でProFuture株式会社が主催した「新卒採用フォーラム2019」において、 HR総研の松岡 仁 主席研究員が「どこよりも早い2020卒採用総括、どうなる2021卒採用」と題する講演を行い、企業・学生を対象に実施したHR総研による最新の調査結果を基に、2020年卒採用の状況および2021卒採用の最新動向をレポートした。人事担当者の関心は極めて高く、会場は満員という盛況ぶり。本稿は、その内容からポイントをまとめた「サマリー」(1ページ目)と、講演内容を詳しく知りたい方向けの「全文」(2ページ目以降)の2部構成でお届けする。

講師

  • 松岡

    松岡 仁

    ProFuture株式会社 HRサポート部 部長 / HR総研 主席研究員

    1985年大学卒業。文化放送ブレーンで大手から中小まで幅広い企業の採用コンサルティングを行う。ソフトバンクヒューマンキャピタル、文化放送キャリアパートナーズで転職・就職サイトの企画・運営に携った後、2009年より現職。各種調査の企画・分析を担当し、「東洋経済オンライン」「WEB労政時報」に連載中。

2020卒採用総括 & 2021卒採用のポイントをサマリーで紹介

【2020年卒採用_動向:1】2020年卒の採用を「増やす」大企業が激減
2020年卒の採用計画は全体の57%が「前年並み」と回答。大企業に注目すると「増やす」が19%、「減らす」は14%で差は5%のみ。昨年の2019年卒向けの同調査では「増やす」が38%なのに対して、「減らす」はわずか3%で、その差は35%。大企業の採用意欲は依然として高いものの様相は変わってきていると見られる。

【2020年卒採用_動向:2】大企業の8割がインターンシップを実施
全体では6割の企業が、2020年卒向けのインターンシップを実施した。企業規模別では、大企業の約8割が「実施している」と回答。中小企業では5割程度と、企業規模による差が見られた。また、インターンシップ参加者が前年より増えた企業は約4割にのぼり、1人当たりの参加社数が増えたこともあり、結果的に企業は多くの学生を集められた。

【2020年卒採用_動向:3】セミナー感覚でインターンシップに参加する学生が急増
学生のインターンシップ参加社数を2019年卒と2020年卒で比較すると、文系では「4〜6社」以下は減少し、「7〜9社」以上が増加。注目は、「10社以上」と回答した割合で、2割近くにも上ること。これは数年前では考えられない事象で、セミナー感覚で参加していると言っていい。理系の傾向も同様で、こちらも「10社以上」が15%以上を占めている。

【2021年卒採用_予測:1】通年採用導入に前向きな企業が5割を超える
企業に2021年卒採用での通年採用の導入意向を聞いたところ、「通年採用をすでに導入している」企業が31%、「導入する予定」の企業が3%、「導入を検討中」の企業が19%と、導入に前向きな企業が5割を超えた。

【2021年卒採用_予測:2】2021年卒採用は「マス採用」から「個別採用」への転換点か
2021年卒採用でより重要になると思う施策では、前年と同様に「インターンシップ」が46%と圧倒的に多い。「リファラル採用」や「逆求人型ナビ」なども2割ほどあり、従来の就職ナビや合同説明会を利用して、たくさんの母集団から絞っていく“マス型の採用”から、 最初からターゲット層に個別にアプローチする“個の採用”に、今後は比重が変わっていくのではないか。


上記はサマリ−版です。今回の調査レポートの分析や解説をお話しているアフターレポートは次ページから御覧いただけます。

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