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年金・財務リスクコンサルタントコラムの記事一覧

  • 企業年金制度の予定利率について

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    労務2014年07月31日 13:00

    マーサー ジャパン株式会社 年金・財務リスクコンサルティング 奥平 剛次 適格退職年金制度(以下、適年)から確定給付企業年金制度(以下、DB)に移行する際に議論となる事項の一つとして、「予定利率」の見直しが挙げられる。適年では積立基準に対する制約がきつくないため、依然として旧来の5.5%を継続して使用しているケースが散見される。一方DBでは、厚生労働省への最近の認可申請において、4.5%以上の予...

  • 退職給付会計と包括利益の解説

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    労務2014年07月31日 13:00

    マーサー ジャパン株式会社 年金・財務リスクコンサルティング 那須川 進一 退職金・年金制度に関する日本の会計基準が、国際的な会計基準の動向を踏まえて改正される予定です。改正点は多々ありますが、その中で大きな改正点の一つとして、退職給付に関する負債の貸借対照表上の取り扱いの変更が挙げられます。また、その改正とセットとなってよく目にするのが「包括利益」や「その他の包括利益」という言葉かと思います。...

  • 年金債務と割引率

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    労務2014年07月31日 13:00

    マーサー ジャパン株式会社 年金・財務リスクコンサルティング 那須川 進一 退職金・年金制度を実施している企業では、退職給付債務を算定しこれに基づき財務諸表に負債を計上することになります。また、企業年金制度の財政運営においては、責任準備金(あるいは数理債務)・最低積立基準額という債務が算定されて、これに基づき掛金を設定することになります。退職金・年金には「債務」の概念が3つもあり、それぞれに使用...

  • 「退職給付引当金」に隠れた見えない情報

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    労務2014年07月24日 13:00

    マーサー ジャパン株式会社 年金・財務リスクコンサルティング 那須川 進一 企業の貸借対照表には「退職給付引当金」という項目があります。これは企業が、将来の退職金・年金の支払いに備えて認識する負債です。たった「ひとつの」数字として表示されている「退職給付引当金」の裏には、実は見えない情報が隠れています。その情報が見えるようになれば、投資判断に際してより有益な情報になりうると思います。 企業...

  • 死亡率の話 – 数字の羅列から見えること

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    労務2014年07月24日 13:00

    マーサー ジャパン株式会社 年金・財務リスクコンサルティング 奥平 剛次 アクチュアリーという職業柄、死亡率に接する機会が多い。嫌な確率であるが、生命保険の保険料率や、年金の掛金や債務などを算出するうえで基礎となる重要な数値である。高齢化の進展や平均寿命の伸びなど、死亡率に関連する話題に接する機会は増えてきたものの、死亡率の数値自体を目にすることはあまりないかと思われるので、今回紹介してみたい。...

  • 年金債務時価評価のパラドクス

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    労務2014年07月24日 13:00

    マーサー ジャパン株式会社 年金・財務リスクコンサルティング 那須川 進一 負債の時価評価のパラドクスというものをご存知でしょうか。企業の信用力の低下が逆にその企業の会計上利益をもたらし、信用力が低下すればするほどもうけがでるという現象のことです。国際会計基準の改正動向のひとつに年金債務の時価評価という話題がありますが、これも負債の時価評価のパラドクスを引き起こすことになります。このような「パラ...