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フィーノ株式会社vol.2 リーダーシップ:イノベーションする勇気と覚悟

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2014年04月09日

最近、イノベーション、という言葉をよく聞きます。

会社内で、変革を求めて
「考えて動く人財を育てる」
「既存にとらわれずにイノベーションを社員全員に求める」など、
お題目は立派ながら、現場がなかなか動かないことはよくありますよね。

私自身、年功序列重視のレガシーな会社、学歴重視の会社、
能力重視のベンチャーな会社などを経験したり、ご支援してきた経験から言うと、
人が創造性を発揮するには、大きく3つのポイントが揃うことが必須だと考えています。

1.経営者は現場にイノベーションや新しい発想を求めるならその環境を提供し、
   ある程度のリスク発生を織り込んだチャレンジできる仕組みを構築すべき
2.社員は新しい提案、改善提案をするならやりきる覚悟と相応のリスクを背負うべき
3.周囲は新しい提案、変化に対して、グチではなく、多方面の助言と支援をすべき

大体、新しい発想ややり方にストップをかけるのは「過去の経験で判断する」か
「漠然とした未来への不安を持っている」人たちです。

よくある話ですが、来期の予算を経営判断で勝手に固定化し、
現場で工夫できる余裕すら与えず、売上数値を上げるだけのロジックを
押しつける営業手法を現場に下ろすやり方は、最たる例でしょう。

以前、これで利益率が確保できたんだ、という過去の経験と、
赤字を出さない!という保険を欲しいがために選ぶ一つのやり方のことです。

それで「イノベーションだ!」「考えて動け!」はなかなか厳しい。

私たちが生きている時代は昔ではなく、今、にあります。

その波を乗り越えるために、
「考えて動く人財を育てる」「既存にとらわれずにイノベーションを社員全員に求める」
という経営方針を出しているのに、現場では動けない・・・。

やはり、いつの間にか夢を夢物語で片付けてしまう、
変化恐怖症を持ちあわせている人が多いからなのでしょうか?

マインドマップ開発者のトニー・ブザン氏は
「人は創造性を発揮するには、「記憶と、エネルギー」が合体することが必要だ」
と言っています。

ここでいう記憶は「記録」ではなく、生きてきた過程で得た
五感にはじまる感性、知識、経験、感情、モチベーションその他を全て含みます。

その様々な記憶にエネルギー(活力)を与えることで、人は初めて
創造することが出来るんですね。
 

最近こう思ったことはありますか?
「仕事がしたくてたまらない!」
「変化させるのに壁が山ほどあるけど、自分はこの憂鬱がたまらない!」
「周りは敵だらけだけど、分かりあえるチームは作れる!」

95%出来ない要素を見いだし、5%の可能性を頭と経験で否定する人は、
新しい提案に足踏みをします。

95%出来なくても、5%の可能性を見いだすのが、
リーダーであり、イノベーターであり、起業家です。

 
イノベーションを起こそうと思ったのであれば、まずは自分を信じ、
どんな勇気とどんな覚悟をすればいいか、
自分自身、そして仲間と共有することから始めてください。

やってみたと、やらないで終わったの違いは、
未来の自分が笑っているのか、笑っていないのかが分からないとの同じくらい、
取り組んでみなければわからないのです。

人事を尽くして天命を待つ、というのが、
本当の勇気と覚悟の在り方のように、私は思います。
最後には笑おう、と決めることが出来るのも、今の自分ですから。

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