人材育成サービスを展開する株式会社ラーニングエージェンシーは2020年7月27日、「管理職の意識調査」の結果を発表した。調査期間は2019年12月~2020年3月で、管理職1,070人からの回答を、2014年におこなった同様の調査結果と比較したもの。これにより、管理職の悩みと、解決に向けた課題などが明らかとなった。
管理職の5割以上が「部下の成長」を感じていない実態。部下の成長を促進させるポイントとは

管理職の悩み、1位は「部下の育成」。5年前よりも1割増加の傾向に

「働き方改革関連法」の施行や、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、働く環境や従業員の意識が大きく変化している。管理職に求められる役割も変化が求められる中で、今の管理職はどういった悩みを抱えているのだろうか。最初に、「管理職としての悩み」について質問した。その結果、最も多かったのは「部下の育成」で50.5%という結果に。

2014年に実施した同様の調査でも「部下の育成」が管理職の悩みの1位だったことからも、状況や環境が変化してもなお、「部下の育成」は管理職の最も大きな課題であることが判明した。さらに、2014年の調査では「部下の育成」に悩みを持つ管理職の割合は約40%だったが、今回の調査では50.5%と10%増加が見られ、育成に悩む管理職は増加傾向にあることがうかがえる。
管理職の5割以上が「部下の成長」を感じていない実態。部下の成長を促進させるポイントとは

約3割は「部下があまり成長していない」と回答。5年前の約3倍に

次に、「部下の成長度合い」について質問した。その結果、「成長している」が57.8%と最も多かったものの、5年前の調査結果の69.6%からは10%以上減少している結果となった。次いで、「あまり成長していない」が27.9%となり、5年前の8.8%から約3倍に増加する結果に。このことから、「部下の成長」を感じている管理職の割合は、年々減少傾向にあることが見て取れるだろう。
管理職の5割以上が「部下の成長」を感じていない実態。部下の成長を促進させるポイントとは

「部下が非常に成長」と回答した管理職は、コミュニケーション時間も長い傾向

部下との「月間のコミュニケーション時間」についての質問では、「2~5時間程度」が41.3%と最も多い回答となった。次いで「1時間程度」の24.4%と、全体の6割超が月間のコミュニケーション時間として「5時間以下」を選択していることがわかる。この結果は、5年前の調査と同様の結果となったという。
管理職の5割以上が「部下の成長」を感じていない実態。部下の成長を促進させるポイントとは
また、「部下の成長度合い」と「部下とのコミュニケーション時間」を対比させた結果、「部下が非常に成長している」と回答した管理職では、部下とのコミュニケーション時間が「6時間以上」である割合が45.8%となっている。他の回答を選択した管理職よりも、部下とのコミュニケーションにかける時間が長い傾向が見られた。
管理職の5割以上が「部下の成長」を感じていない実態。部下の成長を促進させるポイントとは
働き方の変化に応じて、企業における管理者と部下のコミュニケーションの在り方も多様化してきている昨今。管理職は現在の「部下とのコミュニケーション」を改めて見直し、改善していくことが「部下の成長促進」につながるかもしれない。

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