
6割以上のビジネスパーソンが、コロナ禍で「出会い」が減少
新型コロナウイルス感染症拡大により、働き方が大きく変化したビジネスパーソンは多いだろう。はじめに、「新たな出会いの機会の変化と仕事への影響」を聞いた。すると、「とても減った」(33.4%)、または「少し減った」(31.2%)とした人が合わせて64.6%となった。新型コロナウイルスの影響を受け、対面・オンラインを問わず、初対面の社外の人と出会う機会は減少しているようだ。
出会いの減少により仕事への支障を感じるビジネスパーソンは5割以上に
続いて「出会いの機会が減り、自身の仕事に支障をきたしたか」と尋ねると、「とてもそう思う」(17.4%)と「そう思う」(37.1%)をあわせて、54.5%の人に何らかの影響があったことが判明した。
「オンライン」や「これまでの人脈」を通じて出会いを補う人が増加
また、「新たな出会いが制限される状況を、どのように補ったか」と尋ねた。すると、「オンラインイベントやセミナーを活用した」が31.1%、「これまでの人脈を活用した」が29.3%などとなった。コロナ禍においても、人との出会いの機会を得るために工夫したビジネスパーソンが、半数以上にのぼることが判明した。
オンラインのメリットは「時間節約」と「手軽さ」。一方デメリットは「コミュニケーションの希薄化」か
続いて、「オンライン会議システムを使ったミーティングをした」と回答したビジネスパーソン(73.6%)に、「オンライン会議システム上の出会いでよかったこと」を尋ねた。すると、最も多い回答は「移動時間がなくなり、働き方の効率があがった」で63.8%、次いで「気軽にミーティングを設定できるため、アポイントを取りやすくなった」が40.7%などとなった。

7割以上が「新たな出会いや人とのつながり」に、より高い価値を見出すように
最後に、「人との出会いが制限される中で、ビジネスにおける新しい出会いや人とのつながりを、以前より大切に感じるようになったか」と尋ねた。すると、実に73%が肯定した(とても思う:20.2%/そう思う:52.8%)。新型コロナの影響で、自身の意思とは無関係に「人との交流を制限せざるを得ない」状況となったことが、「新たな出会いや人とのつながり」の価値を高めていると言えるだろう。