タレントマネジメント/e - ラーニング

全社員の顔写真が並ぶ画面で、企業の人事戦略を考える

社員の顔と名前が一致しなければ、組織はうまく回らない

「誰がどこにいるか、パッと分からない...」「優秀な人材がどんどん辞めてしまう...」

顔と名前が一致する。日常生活ではごく当たり前のことが、会社や人材マネジメントの場ではできていないことが意外と多い。互いの顔と名前が分からなければ、相手との距離は遠く感じられ、信頼関係も築けないだろう。誰がどの部署にいて、何ができるのか。それが明確化されていなければ、配置や抜擢、評価といった人材マネジメントは上手く行えず、人材を十分に活かせない。顔が見えないタコツボ組織は、企業の大きな課題だ。

例えばある日、幹部が「○○さん、この間のプロジェクト頑張ったね」と直接名前を呼んで仕事を褒めてくれたらどうだろう。本人のモチベーションが上がり、組織の活性化にも繋がるはずだ。立派な評価制度や研修プログラムより、一緒に働く人の「顔と名前が一致すること」こそが、いちばん大切なのではないか。「カオナビ」は、そんな問いかけから生まれた。

顔写真で人材をアイコン化。簡単操作で人事、組織の課題を解決

「カオナビ」の持つ一番の特徴は、顔写真と名前がセットで並ぶ、シンプルで見やすいインターフェイスにある。社員の顔写真を、プロフィールや人事情報などと一緒にデータベース化。部署や入社年度、評価、異動履歴など、必要な項目を設定して一覧表示できるほか、並び替えも自由だ。データ項目の追加や変更、削除も簡単なマウス操作で行えるので、人事制度の変更などにもスピーディーに対応できる。分かりやすさを重視したシステム設計は、人事システムの知識がなくても、インターネットの利用経験があれば誰でも操作できることを目指したものだ。例えば、人材配置の会議中をイメージしてもらいたい。顔写真を一度に並べて見ることで、データと一緒に視覚的に社員をイメージできる。社員に関わるエピソードを思い出したり、話題が膨らんだりと、会議も活性化するだろう。顔写真の入れ替えも簡単なので、最適な人材の組み合わせを思い浮かべられそうだ。

クラウド型だから安価、情報共有も簡単&スピーディー

「カオナビ」はクラウドを活用したサービスのため、準備に必要なのはブラウザだけだ。費用は、従業員数によって異なり、従業員500名以下のベンチャー企業向けのベンチャープランは、初期35万8800円、月額4万9800円〜、従業員500名以上の企業向けのスタンダードプランは、初期費用59万8000円、月額9万8000円〜となっている(いずれも税別)。企業にとっては、導入しやすい価格帯と言えるだろう。

組織内での情報アクセス権限をユーザーごとに自由に設定できるので、複数の部門をまたいだり、人事部門と経営幹部や現場マネジメントの間でタイムリーに人材情報を共有したりといったニーズにも応えている。

さらにパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなどさまざまなデバイスからもアクセス可能だ。どんな場所でもすぐに情報をチェックできるため、多くの営業所や店舗などで働く人材のマネジメントなどにも威力を発揮する。国際認証規格である最新の「ISO/IEC27001:2013」認証も取得しているため、セキュリティ対策も万全だ。

システムは目的ではなく手段。だから限りなくシンプルに

「カオナビ」がリリースされた当初、ユーザーはIT関連企業が中心だった。しかし3年が経った現在では、実に多様な業種の企業が100社以上も活用している。

実は導入企業の9割が、他の人材情報管理ツールも利用しているという。「カオナビ」は給与計算や勤怠管理、福利厚生など労務業務のための従来型人事システムではない。配置や抜擢、評価といった、マネジメント業務を中心としたクラウド型の人材データベースなのだ。他のシステムと併用して使うことは、その特性から自然なことだろう。「徹底的にシンプルであること」を開発コンセプトとしており、操作をマスターするのに時間がかからないとも、追加システムとして導入しやすいポイントと言えそうだ。

人事システムは複雑なものが多く、使いこなすまでに多大な時間と労力が必要となる。しかしシステム操作を覚えることは手段であり、目的ではないはずだ。多忙なユーザーが、マニュアルを読まなくても触りながら覚えていけるようなツールを目指した理由はそこにある。

誰でもわかりやすいシンプル仕様、そのよさは実際に体験を

「カオナビ」には社員アンケート機能の「voice note」や、評価ワークフロー機能の「smartreview」などのモジュールも用意されている。

活用方法は導入企業によって多彩だが、よく使われる機能は、顔写真と名前の一覧を年齢や役職順で並べ替えたり、写真をクリックして詳細情報を見たりというシンプルな操作だという。今後は、さらに基本性能の充実と使いやすさの向上を目指していくようだ。過剰な機能はなく、シンプルな仕様こそが、「カオナビ」の強みとなっているのだろう。さまざまな組織で、顔写真を見ながら人事戦略を練ることが当たり前の世の中になっていくのかもしれない。

「カオナビ」の使いやすさは、やはり実際に体験してみるのが一番だろう。ID発行後すぐに使える7日間の無料トライアルは、試用にピッタリだ。無料体験セミナーも定期的に開いており、システムのデモンストレーションを交えながら、データベースの仕組みや特徴的な機能について実際の画面を見つつ解説している。導入企業の活用事例の紹介から参加者の具体的な導入方法まで盛り込み、参加者からは質問も受け付けている。単に使いやすいサービスを提供するだけに留まらず、「カオナビ」を本当に活用できるよう、サポートも万全と言えるだろう。