具体的に「ミスマッチ採用」とはどういう状態のことをいうのでしょうか。本章では、就業後短期間で休業・退職に至る状態を「ミスマッチ採用」と考え、選考する際に考慮すべき点について述べていきます。
第3章 ミスマッチ採用が起こる原因
1.仕事と「性格・価値観」とのミスマッチ厚生労働省の平成25年若年者雇用実態調査をみると、過去2年間に自己都合により退職した若年労働者(15~34歳)がいた事業所は29.5%であり、退職理由として挙げられるトップ3は、「労働条件・休日・休暇の条件が良くなかった」(22.2%)、「人間関係がよくなかった」(19.6%)、「仕事が自分に合わない」(18.8%)となっています。(図1)

具体的には、仕事の成果をあげるために直接作用するのは、「行動」や「能力」ですが、その前提となっているのは、「性格(情緒性・責任性)」や、「価値観(目標意識・競争心)」などであり、応募者についても「性格」「価値観」が、仕事とマッチングしているかを見ることが重要です。(図2)


厚生労働省「労働安全衛生調査」(平成25年)、「労働者健康状況調査」(平成24年)によると、平成25年度に事業所全体でメンタル不調により休業・退職した事業者は10.0%で、前年より1.9%増加しています。また、復帰する割合は51.1%で、前年よりも▲3.9%減少しています。(図4)

従って、仕事と「性格・価値観」とのミスマッチを防ぎ、安定して業務の成果をあげる人材を確保するためには、ベースとなる応募者の「性格」「価値観」を、見極めることが不可欠になります。
第4章では、具体的に応募者の「性格・価値観」を捉える手法について述べたいと思います。
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