近年注目されているシェアド・リーダーシップ(shared leadership)とは、職場の「一人ひとりがリーダーシップを発揮して、メンバーがお互いに影響を及ぼしあっている状態」を指す。本書では、リーダー・フォロワーがお互いの関係性を深めて組織を成果に導く手法が語られる。

【こんな人にオススメ】
・全員が活躍するチームづくりを社内に広めようと考えている企業の経営者や人事
・マネジメント層および将来のマネジャー候補
・シェアド・リーダーシップを学ぼうとする人

書籍名:リーダーシップ・シフト 全員活躍チームをつくるシェアド・リーダーシップ
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
書籍発売日:2024年6月1日
『リーダーシップ・シフト―全員活躍チームをつくるシェアド・リーダーシップ』

▼内容紹介

──「はじめに」より(一部抜粋)
マネジャーの皆さんへ 
中原 淳
マネジャーおよびマネジャー候補生の皆さんが、自分の職場やチームを「全員活躍チーム」の状態にしていくこと。すなわち、チームの全員がリーダーシップを発揮して活躍し、成果を上げるチームのあり方である「シェアド・リーダーシップ(shared leadership:共有されたリーダーシップ)」を、いかに実現していくかについて、様々な研究、データに基づきながらご説明をしていきます。

日本の大手イノベーティブ企業14社にご協力をいただき、全員活躍チームを実現させているマネジャーを対象とした調査に基づいて本書は構成されています。調査から見えてきたことは、マネジャーたちは何となく自然に全員活躍チームを実現したのではなく、シェアド・リーダーシップの実現をしっかりとイメージして、「意図」を持って、それをつくり上げていたことです。マネジャーが、意図的に仕掛けるプロセスでは、自身の行動を変えていることが見えてきました。
本書では、マネジャーの行動のシフトによって、シェアド・リーダーシップな全員活躍チームへとシフトさせていくプロセスを5つのSTEPで解説します。(版元ホームページより/HRプロ編)

▼目次

▼宮坂 学氏(東京都副知事)推薦!
「シェアド・リーダーシップ」が未来を切り開く。
旧来のトップダウン型からの脱却がなぜ重要か、
そしてシェアド・リーダーシップへの移行方法を探ることができる一冊。

▼金井壽宏氏(立命館大学 食マネジメント学部 教授、神戸大学 名誉教授)推薦!
優れたリーダーの実践から導き出された方法をもとに、
リーダーシップをどのように「シェア」すればよいのかが可視化されている。
孤独になりがちなリーダーシップの旅を救ってくれる良書だ。

序章  マネジャーを取り巻く変化
第1章 シェアド・リーダーシップとは
第2章 STEP1 イメトレしてはじめる
第3章 STEP2 安心安全をつくる
第4章 STEP3 ともに方針を描く
第5章 STEP4 全員を主役化する
第6章 STEP5 境界を揺さぶる 
第7章 シェアド・リーダーシップを組織の力に

▼著者プロフィール

【堀尾 志保(ほりお しほ)】
株式会社日本能率協会マネジメントセンター ラーニングデベロップメント本部 Director/Leadership Development。立教大学経営学部兼任講師、日本大学商学部非常勤講師などを兼任。博士(経営学)。専門はリーダーシップ論・人材開発論。高校時代に財団法人日本国際交流財団派遣生として米国に留学。立教大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。株式会社日本能率協会マネジメントセンターにて、通信教育事業本部コース開発第二部長、研修ラーニング事業本部研修開発部長などをへて現職。現職では米国リーダーシップ研究機関Center for Creative Leadershipなど海外の研究機関との渉外業務に加え、企業の管理職、リーダー人材を対象とした教育企画や調査研究に従事。

【中原 淳(なかはら じゅん)】
立教大学 経営学部 教授。立教大学大学院 経営学研究科 リーダーシップ開発コース主査、立教大学経営学部リーダーシップ研究所 副所長などを兼任。博士(人間科学)。専門は人材開発論・組織開発論。北海道旭川市生まれ。東京大学教育学部卒業、大阪大学大学院 人間科学研究科、メディア教育開発センター(現・放送大学)、米国・マサチューセッツ工科大学客員研究員、東京大学講師・准教授等をへて、2017年-2019年まで立教大学経営学部ビジネスリーダーシッププログラム主査、2018年より立教大学教授(現職就任)。
「大人の学びを科学する」をテーマに、企業・組織における人材開発・組織開発について研究している。
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