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HRプロ編集部取材×注目人事トレンド

RPAを活用したタレントマネジメントによる企業の人事戦略とは

HRプロ編集部
2017/10/06

AI やRPA といったテクノロジーの急速な進歩によって、今まさに働き方が変わろうとしている。
人とテクノロジーの役割分担はどこにあるのか。新時代におけるタレントマネジメントのあり方はどうなるのか。
RPA の先駆者であるRPAテクノロジーズの大角氏、IT 技術を活用した人材育成ソリューション、タレントマネジメントを提供するサムトータル・システムズの古沢氏の、お二人のそれぞれの立場から「働き方」を変革し生産性を向上させる人事戦略について語っていただいた。

RPA はITというよりもHRテクノロジー

――最近よく耳にする「RPA」についてどんなものなのか教えていただけますか。

大角 RPAとはRobotic Process Automationの略で、これまでホワイトカラーが担ってきたオフィスにおける業務をデジタルレイバー(Digital Labor)というシステムに代行させるものです。
この技術は10年ほど前から出始めていたのですが、RPAの協会が2015年にアメリカで設立され、日本でも2016年から一般的に認知されるようになってきました。
現在定着しているFA(Factory Automation)と異なるところは、工業製品の製造工程における作業を代行するFAに対し、デジタルレイバーは帳票書類の付け合わせなどといった知的業務のバックオフィス業務を担うところにあります。

古沢 それがホワイトカラーの業務代行といわれるゆえんなのですね。

大角 そうですね。
デジタルレイバーの特徴は処理スピードの速さ、正確さ、24時間稼働できることです。
人が行っている業務の手順をシステムに覚えさせることで、単純な作業だけでなくより高度な業務をも代行させることが可能になっています。

古沢 将来的に労働人口が減少する中で、私たちタレントマネジメントの業界から見てもRPAの技術にはとても注目しています。
大角 デジタルレイバーはスピード、正確さ、稼働時間とオフィス業務の担い手として大きなポテンシャルがあります。新しい労働力といってもいいでしょう。
しかしながら、RPAを導入するメリットは単なる労働力の確保にあるのではなく、オフィス業務の大半を占めていた業務をデジタルレイバーに任せることによって、人間はもっと生産性の高い業務を担うことが可能になることにあります。

古沢 そう、そこなんですよね。昨今、タレント(優秀人材)の獲得にあたって、企業間の競争が激化しています。人材の獲得は当然のことながら、その能力を発揮する生産性の向上や、そのためのモチベーションの向上がとても大切です。
そのためにはより有意義な仕事にシフトすることによって、高いレベルで能力を発揮できる組織づくりが重要なのですが、その仕組みづくりとしてRPAの導入はとても有効な手段のひとつですね。

大角 はい、そういった意味で、私たちはRPAとは「働き方」そのものを変革するツールであり、ITというよりも、HRテクノロジーだと思っています。


――「AIやRPAによって雇用が減るのでは?」といった論調もありますが、それはない、ということですね。
大角 ありえない話です。
むしろ、ムダな仕事を省いて生産性の向上に貢献できると思っています。

古沢 私も同感です。
私たちサムトータルではタレントマネジメントによって、業務内容の見える化を進めていまして、ソフトウェアを利用して、社員の業務内容がグラフで見られるようになっています。一人ひとりの業務内容を明確にした上で、処理業務はデジタルレイバーに任せることによって、本来の業務に集中することができますね。まさに「働き方改革」です。
このあとも、
・RPAと人事戦略の融合によって促進されるタレントエクスパンション
・ロボットに作業を学習させるデジタルレイバー
・ミレニアム世代への人材教育
など、まだまだお話は続きます。

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