早期選考予定社数は「1〜5社」が最多。25卒も”厳選傾向”が進む?

【TOPICS】
・約9割の学生が2023年5月までに就活を開始
・約9割の学生がインターンやイベントへ応募・参加済み
・早期選考の参加予定社数について、もっとも多い回答は「1社~5社」
・早期選考への参加目的は「自分の適性を知るため」。その他、「本選考での優遇を期待する」という意見も多数

(1)就活を始めた時期
 就活開始時期についての調査を行ったところ、「2023年4月~5月(56%)」「2023年2月~3月(22%)」「2023年6月以降(13%)」「2023年1月以前(9%)」という結果になり、約9割の学生が2023年5月までに就活を開始していることがわかった。

(2)現在の就職活動状況
 現在具体的にどのような就職活動をしているのか伺ったところ、「インターンやイベントなどへの応募、参加(87.2%)」「説明会への参加(70.8%)」「自己分析(69.7%)」「業界研究(59.2%)」という結果になり、約9割の学生がインターンやイベントへ応募・参加済みだということがわかった。

(3)早期選考の参加予定社数
 7月~9月に実施される早期選考(インターン、イベント、説明会、座談会、面談など)への参加予定社数についての調査を行ったところ、「1社~5社(43%)」「6社~10社(29%)」「11社~20社(13%)」「参加予定なし(8%)」「21社以上(7%)」という結果になった。

(4)早期選考の参加目的
 早期選考参加予定の方にその目的を伺ったところ、「自分の適性を知るため(51.7%)」「本選考での優遇を期待するため(46.0%)」「業界研究のため(45.8%)」「具体的な業務内容を知るため(42.1%)」という結果になった。

(5)これから参加してみたいコンテンツとその理由
 これから参加してみたいコンテンツについて伺ったところ、1位が「業務体験型インターンシップ」という結果になり、この回答からは「実際に体験してみないと働くイメージが湧かないから」「実務レベルで業務内容を知ることで、自分が本当にやりたい仕事なのかを確実に判断したい」「その業界、企業の業務内容や社内の雰囲気などを知る上で一番良いコンテンツだから」など、企業のリアルを知り、実感を得たい旨の理由が多く伺えます。

 次いで「スカウト受信者限定の説明会」が2位にランクインしており、これには「少人数の説明会で企業の方々と密にコミュニケーションを取りたいから」「より深い内容の説明会になりそうだから」など、こちらもまたより企業のリアルについての理解を期待する声が多く見受けられました。

 また3位には「人事あるいは現場社員との個別面談」、4位には「ワークやグループディスカッションを体験できるイベント」がランクインしており、3位の「人事あるいは現場社員との個別面談」に関しては、「以前iroots経由で人事の方との個別面談の機会を頂いた際、とてもカジュアルな雰囲気で普段大人数の説明会では聞きづらいようなことも素直に質問することができたから」「人事の方や社会人の方とお話ができる機会ができることによって、自分が知らない世界についてもっと幅広く考えることができると考えるから」、4位の「ワークやグループディスカッションを体験できるイベント」に関しては、「レベル感が同じもしくはより高い学生と選考対策をする機会があまりないから」「ワークやグループディスカッションの練習をする機会は得にくいから」という理由が伺えました。

【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『iroots』を利用する2025年に卒業予定の大学生/大学院生
■有効回答数:623名
■調査期間:2023年6月12日 ~ 6月18日