HRプロの人事トレンドニュースでは先週、「キャリア形成や将来設計に関する意識調査」や「2023年度新入社員意識調査」、「毎月勤労統計調査」に基づいた2023年度における冬のボーナス予測」、「転職活動における行動特性調査2023年版」、「管理職意識調査」の結果といったニュースをお伝えしてきました。11月27日(月)~12月1日(金)のHR関連ニュースを以下でご覧ください。
【HRニュースまとめ】11月27日~12月1日|Indeedが「キャリア形成や将来設計に関する意識調査」の結果を発表 ほか

“主体的なキャリア形成”が仕事の満足度に影響か

“主体的なキャリア形成”が仕事の満足度に影響か
Indeed Japanは、「キャリア形成や将来設計に関する意識調査」の結果を発表した。まず同社は、役職や業種を問わず正社員である30~40代の計1,600名を対象に、「10年前と、現在の将来設計の有無」を尋ねたところ、「10年前も現在も、主体的にキャリアを考え将来設計をしてこなかった/していない」が4割を超え、最も多かった。一方で、「10年前も現在も、主体的にキャリアを考え将来設計をしてきた/している」は、3割弱にとどまった。

あわせて、10年前と現在ともに「将来設計をしてきた人」と「してこなかった人」を対象に、「仕事や働き方に対する満足度」を10段階評価で尋ねた。その結果、8点以上のスコアだったのは、「将来設計をしてきた人」が31.4%、「してこなかった人」が9.1%と、およそ3.4倍の差がついた。継続的・主体的にキャリアを考えて将来設計することが、自分にとって満足度の高い仕事につながる傾向にあるようだ。

2023年度の新入社員のうち約3割が「転職・独立」を想定。学歴別に傾向は異なる?

2023年度の新入社員のうち約3割が「転職・独立」を想定。学歴別に傾向は異なる?
一般社団法人日本能率協会は、「2023年度新入社員意識調査」の結果を発表した。本調査は、2023年度の新入社員675名から回答を得て、最終学歴を高校卒業の「高校卒群」と、その他の「高校卒外群」に分けてまとめたものだ。

まず同社が「自身の仕事・働き方に対する考え」を尋ねたところ、「転職まで一つの会社に勤めたい」とした人は約7割いるものの、「機械があれば転職・独立したい」とした人は3割だった。最終学歴別に見ると、高校卒外群が34%、高校卒群が20.6%となり、「機械があれば転職や独立したい」と考える人の数に差があることが明らかとなった。

さらに、「転職を考えるシチュエーション」を尋ねると、「会社の将来性が見込めなくなったとき」が最も多く、以下、「社風や企業文化が自分に合わないと感じたとき」、「昇給(月給が上がること)が見込めないとき」などが続いた。

【2023年・冬のボーナス予測】支給額は前年比「+2.1%」で3年連続増加へ

2023年度の新入社員のうち約3割が「転職・独立」を想定。学歴別に傾向は異なる?
株式会社第一生命経済研究所は、「2023年・冬のボーナス予測」を発表した。厚生労働省の「毎月勤労統計調査」に基づき予測すると、民間企業の2023年冬のボーナス・1人あたりの平均支給額は、前年比で「+2.1%」となり、冬のボーナスとしては3年連続増加と予測している。

ボーナスの交渉の多くは、春闘の際にその年の年間賞与を決定する夏冬型が採用されている。2023年の春闘ではベースアップの大幅拡大が注目されたが、ボーナスについても、好調だった2022年度の企業業績を反映して増額して妥結する企業が多かった。夏のボーナス増に続き、冬もこの交渉結果が反映される形で増加するようだ。

また、毎期型・組合が存在しない企業においても、業績の改善や中小企業を中心に人手不足感が強まっていることから、ボーナス増加の可能性は高い。しかし、物価高は続いており、賃金の増加ペースは物価上昇に追いつかない状況は依然として変わらないと予測される。同研究所は、「今冬のボーナス増加が個人の消費の活性につながる可能性は低い」とコメントしている。

【転職活動】3人に1人が生成系AIを活用。「管理職・役員」への昇進を拒む女性は7割を超える

【転職活動】3人に1人が生成系AIを活用。「管理職・役員」への昇進を拒む女性は7割を超える
株式会社マイナビは「転職活動における行動特性の2023年版」の結果を発表した。まず同社は、20~50代のうち直近1年間(2022年6月~2023年7月)に転職活動をした800名と転職者800名の計1,600名を対象に、「転職活動時の生成系AI活用の有無」を尋ねた。すると、ChatGPTなど生成系AIを活用した人は3割を超えた。「選考状況」においても、応募数・書類選考通過数・内定獲得数の平均は、いずれも「生成系AIを活用した人」のほうが多かったという。

また、現在役職についていない人を対象に、「将来的に管理職や役員になりたいか」を尋ねた。その結果、管理職・役員ともに6割程度の人が前向きではないことが明らかとなった。性別で見ると、女性の「管理職・役員ともになりたくない」との回答は7割を超えた。中でも、「全くなりたくない」とした女性は4割を超えた一方で、男性は2割台にとどまっており、その差は15ポイントを超えた。

【部下へのフィードバック】管理職は「成長を願う」ものの「部下の反応」を懸念か

【部下へのフィードバック】管理職は「成長を願う」ものの「部下の反応」を懸念か
株式会社ラーニングエージェンシーは、ラーニングイノベーション総合研究所とともに「管理職意識調査」を実施し、「部下へのフィードバックの実態」に関する分析結果を発表した。企業の管理職484名を対象に、「部下にフィードバックをする際、どのような気持ちで臨むか」を尋ねたところ、「部下に成長してほしいと願う気持ち」が70.9%で最も多かった。

そこで、フィードバックをためらった経験があるとした人に「その理由」を尋ねた。その結果、「部下の反応に対して不安があるから」や「適切な伝え方がわからなかったから」が上位にあがり、多くの管理職が、自身のフィードバックスキルについて「自信がない」と感じている様子が見受けられた。

また、部下の表面的な態度や言動には気を配り、業務領域や課題、短所は理解しているものの、部下の内面やキャリア志向までは把握できていない実態も浮き彫りとなった。

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