女性の活躍が期待される日本の理由

多様性を活かした強い組織を作るには
女性の活躍に注目と期待が集まっている背景を整理してみます。まず、みなさんご存知のように、少子高齢化が進んでおります。また、女性(25~54歳)の就業率を見ても、北欧などは80%台に達しているのに対し、日本は67%にとどまっています。

働く女性を支援する国の取り組みとしては、男女雇用機会均等法に、育児・介護休業法などの法規制とともに、女性の活躍を推進するポジティブ・アクションも展開しています。また2020年に指導的地位の30%を女性にするという数値目標も立てています。
しかし、さまざまな取り組みにもかかわらず、日本の女性活用はまだ低い段階にとどまっているのです。

女性が活躍することのメリット

日本マンパワーでは女性の活躍に関する意識調査を独自に行い、女性だけでなく、男性、人事担当者からのアンケートも取って分析してみました。

まずわかったのは、女性が活躍するメリットは、男女、人事を問わずに感じていると言うことです。ただし女性は、女性が活躍することで、「ワーク・ライフ・バランスの意識が高まる」ことを評価し、男性は「女性視点のアイディアが増える」と「女性の就職希望者が増える」を評価しています。

この調査でもわかる通り、女性の活躍に対する企業ニーズは増大しています。とくに女性ならではの視点や長所を活かしてもらう「ダイバーシティへの取り組み」、今までよりもイキイキと主体的に長期間女性に働いてもらう「従業員比率における女性の増加」、女性に上の階層(管理職層、リーダー)でも活躍してもらう「総合職女性社員の活用」というニーズは際だって強まっています。

不安、守り、他責、孤立、依存気質、あきらめなどいろい...

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