世界を突き動かしている「三つの波」

本日は、世界がどのように変化しているのかを確認し、そういう時代の中で人事の果たす役割がどのようなものであるかを考えてみたいと思います。
まず現代は「三つの波」の影響によって動いています。第一の波は産業革命です。1945年以降の日本は産業革命の後期の波に乗り、大成功を収めました。
第二の波は社会IT革命です。社会IT革命を情報金融革命という人もいますが、言葉はともかく1990年あたりからこの波が始まり、現在は社会IT革命の第2期に入っていると考えていいでしょう。
第三の波はパラレルトランスフォーメーションです。波が並行して走りながら社会は大転換している時代です。
国によって発展段階は違います。中国はいま産業革命のただ中にいますし、ミャンマーの産業革命はこれからです。先日ミャンマーを訪問しましたが、いまだにクレジットカードが使えない段階です。
日本の位置については厳しい見方が多いようですが、わたしは高く評価しています。たとえば新幹線です。大阪に行って驚くのは、新大阪から東京に向けて数分おきに新幹線が発車していることです。こんな国は世界のどこにもありません。ニューヨークからボストンに行こうとしても飛行機や電車は一日に数便しかありません。ところが日本では鉄道インフラが整備され、京都、東京が隣町のような感覚です。

1990年の社会IT革命から21世紀の扉が開く

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