

まず低ストレス者の構成比を見ると、有給取得「なし」だった人が男性36.4%、女性40.6%で最多となった。次に高ストレス者の構成比を見ると、こちらも有給取得「なし」だった人が男性34.5%、女性32.8%と最も多い。つまり「取得日数が少ない人ほどストレスを感じている」といった図式ではなく、このふたつは比例しないことがわかる。

男女とも、「10~19日」有給を取得した人の満足度がもっとも高い(男性-58.8/女性-56.6)。男性の場合、「10~19日」の人が目立って高い傾向にあり、日数が多ければ職場満足度が上がるわけではないことがわかる。一方の女性は、「5~9日」が-58.3、「20日以上」が-56.7で、-56.6の「10~19日」と大きな差はない。「5日以上」というのが、職場満足度を感じる一つの基準となりそうだ。
