年間の有給取得日数がゼロの人は3割超え、職場満足度が最も高いのは10日〜19日取得した人

一般社団法人ストレスオフ・アライアンスは2019年6月、「有給休暇取得状況と職場満足度に関する調査」の結果を発表した。対象は全国の公務員・会社員の男女6万7,531人(男性:5万4,579人、女性:1万2,952人)、調査期間は2019年3月6日〜3月18日。有給取得日数別と、ストレスレベルや職場満足度の因果関係を調べた。
年間の有給取得日数を聞いたところ、1位が「なし」(男性31.1%/女性30.6%)、2位が「10日〜19日」(男性21.7%/女性23.1%)、3位が「1日〜4日」(男性19.7%/女性19.5%)だった。5日以上取得している人は全体の約半数で、「20日以上」という人も1割弱いる(男性9.7%/女性8.9%)。なお、男女で大きな差は見られなかった。
次に、有給取得日数とストレスの関係を調べるため、対象者を男女別に「低ストレス者」と「高ストレス者」に分け、「有給休暇取得日数」別に比率を出した。

まず低ストレス者の構成比を見ると、有給取得「なし」だった人が男性36.4%、女性40.6%で最多となった。次に高ストレス者の構成比を見ると、こちらも有給取得「なし」だった人が男性34.5%、女性32.8%と最も多い。つまり「取得日数が少ない人ほどストレスを感じている」といった図式ではなく、このふたつは比例しないことがわかる。
続いて、「有給休暇取得日数」と「職場満足度」の関係性を確認した。対象者は、職場満足度を0点〜10点で評価。集計する際、9〜10点と答えた割合から0〜6点の割合を引いており、マイナス値が小さいほど満足度が高いことを示している。このデータを、「有給休暇取得日数」別にリストにした。

男女とも、「10〜19日」有給を取得した人の満足度がもっとも高い(男性−58.8/女性−56.6)。男性の場合、「10〜19日」の人が目立って高い傾向にあり、日数が多ければ職場満足度が上がるわけではないことがわかる。一方の女性は、「5〜9日」が−58.3、「20日以上」が−56.7で、−56.6の「10〜19日」と大きな差はない。「5日以上」というのが、職場満足度を感じる一つの基準となりそうだ。

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HRプロ編集部

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