株式会社スペースマーケットは2021年4月14日、「ビジネスシーンにおける新型コロナウイルス感染症対策意識」に関する調査結果を発表した。調査期間は2021年3月24日~28日、同社が運営するサービスのユーザーで、有職者の1,085名から回答を得ている。これにより、仕事で会う相手の感染症対策で“気になること”や“意識が低いと感じたこと”などが明らかとなった。
ビジネスシーンにおける「感染症対策意識」は? 仕事相手の意識が低いと感じた行動と、自身が気をつけたいこと

8割超が仕事で会う相手の感染症対策が「気になる」

業務を行う中で、商談や接客など自社以外の人と「関わる機会がある」ビジネスパーソンもいるだろう。ビジネスシーンで関わる相手の「感染症対策」について、働く人々はどのような意識を持っているのだろうか。

はじめに、「仕事で会う相手が普段実施している感染症対策の実施状況が気になるか」と尋ねた。すると、「気になる」が41.6%、「やや気になる」が38.9%と、合わせて80.5%が相手の感染症対策を気にしていることがわかった。
ビジネスシーンにおける「感染症対策意識」は? 仕事相手の意識が低いと感じた行動と、自身が気をつけたいこと

6割弱が、仕事で会う相手の「感染症対策意識が低い」と感じた経験あり

次に、「仕事で会う相手の感染症への対策意識が低いと感じたことがあるか」を尋ねた。その結果、「感じたことがある」が18.9%、「たまに感じたことがある」が41%となり、合わせて59.9%が、取引先など「仕事で顔を合わせる相手」の感染症対策が不十分だと感じていることが明らかとなった。
ビジネスシーンにおける「感染症対策意識」は? 仕事相手の意識が低いと感じた行動と、自身が気をつけたいこと

意識が低いと感じた理由、1位は「鼻をマスクで隠さない」

続いて、「どのような行動を見て意識が低いと感じたか」を尋ねた。すると、「鼻をマスクで隠さない」が50.5%と最も多い結果に。以下、「食事後にマスクを付けずに話す」が35.2%、「大人数での会食や外出をしている」が33.4%と続いた。
ビジネスシーンにおける「感染症対策意識」は? 仕事相手の意識が低いと感じた行動と、自身が気をつけたいこと

職場や仕事関連の集まりでやればよかったこと、最多は「飲食時以外のマスク着用」

また、集会や会食など「職場や仕事関連の集まり」に関する調査も行った。「職場や仕事関連の集まりに参加した際、やっておけばよかったこと」を尋ねると、「飲食時以外はマスクを着用する」が40%と最も多い結果に。以下、「開催人数を確認すること」が39.5%、「短時間で開催すること」が29.8%、「開催場所を確認すること」が27.2%と続いた。
ビジネスシーンにおける「感染症対策意識」は? 仕事相手の意識が低いと感じた行動と、自身が気をつけたいこと

「場所選び」で重要なポイント上位は?

最後に、「職場や仕事関連の集まりに参加した際、場所選びで確認しておけばよかったこと」を尋ねた。すると、「空間の清掃や消毒の頻度」と「アルコール消毒やアクリル板など対策設備の充実度」がいずれも41.5%と4割を超え、次に「周囲の人の多さ」が38.2%と続いた。
ビジネスシーンにおける「感染症対策意識」は? 仕事相手の意識が低いと感じた行動と、自身が気をつけたいこと
新型コロナウイルス感染症拡大は、いまだに収束の見通しが立たない。そうした中、対策ひとつで相手との信頼関係に関わるシーンも出てくるだろう。相手との良好な関係を持続させるためには、企業で一貫した感染対策意識を徹底していくことも必要かもしれない。

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