インターンシップを積極的に採用選考に活用すべき

2014新卒採用総括&2015新卒採用の大胆予測
私たちHRプロは、ここ数年「インターンシップを採用選考に活用すべき」と主張してきた。また、ここにきて政府も「インターシップをキャリア教育と就職マッチングに活用」する動きを強めている。特に中小企業に対してはかなり活用したいという思いを持っている。

企業規模が大きいほどインターンシップに前向きであり、 実際の業務をさせる「有給・長期のインターンシップ(週1~2日)」の導入を検討する企業も2割強存在する。その他4割ほどの企業も「ミスマッチ低減」の可能性を認めている。また「選考・内定直結型インターンシップ」を実施している企業は少ないが、5割近い企業が前向きに考えを持っている。

学生においても、昨年度インターンシップの参加者は増えており、「有給・長期のインターンシップ」の支持層は70%に達する。また、約3分の2の学生が「選考・内定直結型インターンシップ」の方がやる気が出ると歓迎している。

一方アメリカでは、インターンシップからの採用は全体の約45%を占めており、新卒の主要な採用経路と位置づけられている。

インターンシップを選考につなげることは合理的であり、面接偏重にも陥らない。双方のミスマッチの低減にはリアルな職場体験をさせるべきだと思う。

政府の方針もあり、低学年からのインターンシップは確実に増える。採用につながるインターンシップも実質上増える。産学連携のインターンシップも一気には取り組めないが増えてくる可能性がある。有給・長期のインターンシップも検討する傾向にある。

2016卒採用に向けた政府提言(採用時期の繰り下げ)...

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