新興大国ビジネスでは成長著しい地方に注目

新興大国で起こっているのは地方の成長です。中国では沿海部ではなく、西部と中部が牽引しています。ブラジルではリオやサンパウロよりも北東部の成長が著しいのです。
ロシアは、モスクワとそれ以外のロシアと言われるほど一極集中が激しかったのですが、ウラジオストックや中部ロシアの都市が成長しています。インドでも大都市よりも、より人口の少ない中小都市の方が高成長率を示しています。インドネシアでも同様の現象が見られます。
新興大国ビジネスでは地方に注目すべきなのです。

E9は国家財政が健全。新興国間の貿易も増大中

新興大国は国家財政が健全であることも特徴です。
一般政府債務残高はG7では日本の215%を最高に低くても70%台です。

しかしE9はインドの69%、ブラジルの65%が少し高いのを例外にして、10~40%台です。仮に先進国との貿易が減少して景気が減速しても財政出動によって内需を作り出す余力を持っているのです。そして健全な財政を背景にインフラづくりに注力しています。

貿易の構造も変化しています。世界の貿易を先進国と先進国、先進国と新興国、新興国と新興国という3つのセグメントの中で分類すると新興国間の貿易シェアは18.5%から21.0%まで増加しています。

ビジネスのグローカライゼーションが始まる

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