カシオは20年以上にわたり「人事統合システム」で日本企業の人事業務の最適化をご支援してきており、私自身もこれまで数多くの企業の人事部門の方々をお客様としてきた。そのなかで、お客様を取り巻く環境の変化を実感している。
「『強い企業』への変革は人と組織の『気づき』から ~人財マネジメントを支援する革新的なITの活用~」
  グローバル化やニーズの多様化への対応が迫られる一方、事業再編の必要性、社員に求められる能力の多様化・高度化、職場活力の低下といったことも課題になっていると、最近、多くの方々からお聞きする。こうした背景から、「強い企業」への変革が、いま、企業の関心を寄せるキーワードになっているようだ。

 では、「強い企業」への変革を実現させるためには何が重要か。多くの企業では、新しいやり方で事業を立ち上げるときに「担える人財がいない」という問題を抱え、変革人財の発掘・育成が急務となっている。また、大量採用の時代が終わり、厳選採用した社員の定着と早期戦力化が課題だといわれるなか、いかに優秀な人財を確保し、短期間で育てるかが大きなテーマとなっている。このような環境下、企業の人事部門は、「人」にまつわる経営課題に取り組み、事業部門を支える人財戦略部門としての役割を、これまで以上に経営から求められているのではないか。
「『強い企業』への変革は人と組織の『気づき』から ~人財マネジメントを支援する革新的なITの活用~」
  こうした状況から、いま、企業の間で高まっているのがタレントマネジメントシステムへのニーズだ。従来の人事システムは、日々の労務管理に必要なシステムではあるが、「新規事業のリーダーとすべき実行力ある適任者は誰なのか」、「事業部の人財配置をどうすべきか。一人ひとりのいまの職務が本当に合っているのか」といった、経営や事業部門が人事戦略を練るために必要な人財情報は体系立てて管理できないことが多かった。また、欧米発のタレントマネジメントシステムは、「日本の企業・組織風土には合わないのでは」、「膨大な準備や導入コストの負担が大きいのでは」といった懸念を持たれ、日本にはなかなか普及してこなかった。

カシオではITを活用したタレントマネジメントシステムとして、人財活用支援システム『iTICE(アイティス)』をご提供しているが、これは、職務経験や業績や資格といった顕在的な人財情報だけでなく、企業のなかでバラバラに保管されているアセスメント、多面評価、研修評価、コンピテンシーといったデータを収集し、「自立的」「献身的」といった行動特性などの潜在情報も含めてすべてプロファイリングすることで「見える化」を実現する、まったく新しい仕組みだ。
「『強い企業』への変革は人と組織の『気づき』から ~人財マネジメントを支援する革新的なITの活用~」
  『iTICE』は、日本企業にマッチした形で「人」と「組織」と「変化」の見える化を実現できること、従来の人事業務への負担がさほどかからず、導入に際してスモールスタートできることが大きな特色となっている。さらに、人財マネジメントのPDCAを回していくなかで、特に重要だといわれるPの部分、つまり、企業が何に照らし合わせて人事課題への打ち手を考え、効果を見える化するのかというモノサシをきちんと作り込むことができる。

「新しいスキームの事業を始めれば必要な人財の要件も変わるとわかっているが、いままでの評価制度の枠組みのなかで人を見てしまっている」とおっしゃる企業の方々は案外多い。『iTICE』を活用して、人財と、人財の集合体である組織を見える化し、それらが時系列でどう変化しているかを分析・検証していけば、従来の採用・研修設計、評価指標、登用などの見直しがスムーズに行える。さらに見える化した情報を共有できる仕組みが備わっているので、現場における人財育成、組織風土改革の実践にもつなげていける。実際に幅広い業界のお客様にさまざまなケースで『iTICE』をご活用いただいている。

 『iTICE』が実現するITを活用した「見える化」の最大の利点は、短期間で人と組織に関するさまざまな「気づき」が得られ、「気づき」が迅速に次の「打ち手」につながることだ。私どもは、このような人財マネジメントをご支援することで、「強い企業」への変革をお手伝いさせていただきたいと考えている。

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