SBテクノロジー株式会社の第一線で活躍するITエンジニアへインタビュー。
エンジニアとしてのキャリアアップの道筋から若手の育成まで、生の声をシリーズでお届けします。
2013年に新卒で入社して以来、SBテクノロジーのトップエンジニアとして長年活躍してきた湯下達郎さん。別会社に転職した約1年半の期間を経て、2019年にカムバック制度を利用して復帰を果たし、現在はインフラ系のシステムアーキテクトとして、重要なプロジェクトを牽引しています。一方で、社内のDX推進プロジェクトにもコンサルタントとして参画。そんな湯下さんのこれまでのキャリアの歩みや、技術者としてのこだわり、将来のビジョンなどを語っていただきました。
相手の思いを汲み取れなければ、 人の役に立てる技術者にはなれない

入社までの経緯~
若手社員にも積極的にチャンスを与えてくれる社風に惹かれた

大学時代は物理学を専攻していたのですが、コンピュータシミュレーションを用いて物質の特性を研究しているうちにサーバーやネットワークのほうに興味が湧いてしまい、気がつけば自宅にデータセンターを作ってしまうほど、ITの世界に熱中していました。その後、就職活動もネットワークエンジニアやサーバーエンジニアを募集している企業に絞り込み、そのうちの1社がSBテクノロジーだったというわけです。

当社を選んだ一番の決め手は、やはりその社風でしょうか。説明会で社員の方と話す機会があったのですが、その中で、若手にもどんどんチャンスを与えてくれる環境や、頑張った分だけ正当に評価してくれる仕組み、専門性を発揮できるミッショングレード制度などがあることを知り、魅力を感じました。また人柄の良さそうな方が多かったのも、この会社で働きたいと思った理由の一つです。

実際に入社してみて、社風や環境は思っていた通りでした。ある日雑談の中で「実は家にルーターなど揃えてデータセンターを作っているんです」と話したところ、「それならいろいろ任せてみようか」と先輩方から様々な仕事を割り振ってもらえるようになったんです。そんなことを繰り返しているうちに、マネージャーや部長にも「何やら活きのいい1年目がいるぞ」という噂が広がり、やがて大きな仕事を任せてもらえるようになりました。

転機~
外の世界に出て改めて気づいたSBテクノロジーの魅力

転機は入社5年目に訪れました。入社以来コツコツと経験や実績を積み、特定のサービスにおいて社内の第一人者として認めていただきつつあった時、とある外資系企業から「困っているお客様と直接向き合って課題を解決する技術サポートの仕事で、力を貸してほしい」とスカウトのお話をいただいたのです。

後輩たちも育ちつつあり、また私自身もプリセールスから大規模な公共事業までエンジニアとしてひと通り関わり、一区切りついた頃でした。そのため迷いはなかったです。職種を変えて違う立場からお客様と向き合う仕事をやってみたい、外資という全然違う社風や環境の中で、自分がどこまでできるのか試してみたいという気持ちのほうが強かったですね。

2018年4月に転職。新たな環境の中で今までとはまったく違う考え方や働き方を吸収し、仕事の幅を広げることができました。しかし1年くらい経った頃、再び上流から全ての工程でお客様と向き合える環境に戻りたいと思うようになりました。そんな折、SBテクノロジー時代の元上司から「それなら戻っておいでよ」と言っていただきました。以前働いていたときの延長ではなく、違った役割で期待されていることを話していただき、戻る決心がつきました。

SBテクノロジーに復帰してあらためて感じたのは、やはりいい人が多いなということです。復帰した際も、皆さん温かく迎え入れてくれました。またマネージャーはもちろん、役員クラスまで距離感が非常に近いのも魅力の一つでしょう。現場の声や苦労をきちんと汲み取ってくれ、一方で経営的な視点で細かなアドバイスもしてくれます。そういった社風や雰囲気は、特に若手にとっては働きやすさに繋がるのではないでしょうか。

~このあとお話は活躍するエンジニアの条件に続きます~
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