3割の学生がインターンの参加目的を「業界・業種の理解」と回答、「内定獲得」は僅少

レバレジーズ 株式会社が運営する新卒向け就職エージェント「Career Ticket」は「インターンシップに関するアンケート調査」を発表した。対象は就職活動中・就職活動の経験がある2020卒・2021卒の大学生366名、調査期間は2019年6月24日〜7月2日。この調査により、学生がインターンシップに参加する本当の目的が明らかになった。

約5割の学生が1Dayインターンシップに参加。参加者数は5社を超える

インターシップの参加期間で最も多かったのは「1Dayインターンシップ」で、51.9%の学生が参加したと回答している。経団連が2017年夏に「5日以上」としていたインターンシップの最低日数要件を廃止したことを受け、1Dayインターンシップを取り入れる企業が急増しているようだ。

実際、HR総研が行った「2018年&2019年新卒採用動向調査」でも、1Dayインターンシップの実施率が大きく上昇しているという結果が出た。2016年夏は実施率25%だったのに対し、2017年夏には実施率40%と、15%も増加している。

参加社数は「5社以上」が1位を占めた。1日だけであればアルバイトや学校のスケジュールの調整がしやすく、忙しい学生でも比較的容易にインターンシップに参加できると推測される。

一番多かったプログラム内容は、「会社・事業・業界に関する説明を聞く」

参加したインターンシップのプログラム内容で一番多かったのは「会社・事業・業界に関する説明を聞く」で31.2%。2番目に多かったのは「通常業務でなく、別の課題やプロジェクトを経験すること」で25.4%だった。

一方で、「社員の基幹的な業務の一部を体験」は11%に、「社員の補助的な業務の一部を経験」は7.2%にとどまった。通常業務をインターンシップのプログラム内容に入れ込んでいる企業は少ないことがうかがえる。

「業界・業種理解」と「仕事内容の理解」を目的に参加する学生が多い

インターンシップの参加目的で最も多かったのは「業界・業種の理解」で29.4%。次いで、「仕事の理解」(28.2%)、「職場の雰囲気を知る」(19.9%)という結果だった。「内定獲得(採用)」と回答したのはわずか2.2%となった。

仮にインターンシップに参加した企業に入社しなかったとしても、インターンシップで得た知識は、同業界の別の企業でも活かせる機会があるかもしれないと考えているようだ。行きたい「業界」や「職種」が明確に決まっている学生にとって、インターンに参加した経験は就職活動でも有利に働くだろう。
インターンシップに参加することで、学生は社風や社員の様子など、会社説明会だけではわからない情報を得ることができる。また、学生を受け入れる企業にとっても、「会社のことに興味を持ってもらえる」「会社説明会だけでは伝えきれない魅力を伝えられる」などメリットが多いだろう。今後も、インターンシップを受け入れる企業は増えていくと推測される。


参考
HR総研「2018年&2019年新卒採用動向調査」結果報告 vol.2

Career Ticket「インターンシップに関するアンケート調査」結果

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HRプロ編集部

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