ポート株式会社は2023年10月13日、2025年卒の学生を対象とした「インターンに関するアンケート」の結果を発表した。調査期間は2023年9月11日~19日で、同社の子会社が運営する就活生向けのサイト利用者260名から回答を得ている。本調査より、25卒生における夏のインターンシップの参加目的や秋冬インターンへの参加意向、本選考の進行状況などが明らかとなった。
【25卒就活実態調査】すでに4%が「内定済み」で採用早期化が顕著に。秋冬インターンの参加目的は「本選考の優遇獲得」が最多

25卒生の9割以上が夏インターンに参加済み。目的は「企業理解のため」が最多

2022年6月、文部科学省、厚生労働省および経済産業省は合同で、「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取り組みの推進に当たっての基本的考え方」を一部改正し、現在の大学3年生(25卒生)より、一定の要件を満たしたインターンシップについて、「取得した学生情報を広報活動・採用選考活動に活用することができる」との方針に変更した。そのような中、25卒生のインターンシップ(以下、インターン)参加状況や本選考の進行状況はどうなのだろうか。

はじめにポート株式会社が、「夏インターンに参加したか」を質問したところ、9割以上が「参加した」と答えたという。そこで、参加者に対し「夏インターンの参加目的」を尋ねると、「企業理解のため」が84%で最も多かった。以下、「本選考への優遇を得るため」が74%、「仕事内容や職種の理解のため」が71%、「業界理解のため」が62%と続いた。
夏インターンの参加目的

秋冬インターンへの参加意欲は9割を超える。「本選考」を見据えた参加目的が増加

次に同社が、「今後、秋冬インターンに参加したいか」を質問すると、「参加したい」が95%(とても参加したい:77%、まあまあ参加したい:18%)と、大多数を占めた。
秋冬インターンに参加したいか
また、「秋冬インターンの参加目的」についても尋ねたところ、「本選考への優遇を得るため」が92%で最も多かった。次いで、「本選考に向けての練習のため」が65%となった。

一方で、夏インターンの参加目的として上位に挙がっていた「企業理解のため」、「仕事内容や職種の理解のため」との回答率は減少していた。

これを受け同社は、「夏インターンは企業や職種の理解のために活用し、秋冬インターンは本選考を見据えた目的となっていることから、意識の違いがうかがえる」との見解を示している。
秋冬インターンへの参加目的

25卒生が希望するインターンの開催形式は「オンライン」よりも「対面」

続いて同社は、「秋冬インターンで参加したい形式」について尋ねた。その結果、「WEB」が58%、「対面」が90%、「ハイブリッド」が37%となった。秋冬インターンの形式は、オンラインよりも対面を希望する学生が多いとわかった。
秋冬インターンで参加したい形式

就活早期化により全体の4%がすでに内定獲得済み。多くの企業で早期選考の案内も

最後に同社は、「最も進行している企業の、本選考の進行状況」を質問した。すると、「まだ受けていない」との回答が71%で最多だった。一方で、「内定が出た」との回答がすでに4%あり、就職活動の早期化がうかがえる結果となった。

そのほか、「エントリーをした」が9%、「エントリーシートを提出した」が6%、「面接をした」が10%となった。「内定が出た」とした人も含め、全体の約3割が本選考の活動を開始していることがわかった。
本選考の進行状況
なお、あわせて「インターンに参加した企業から早期選考への案内はあったか」と質問したところ、「本選考につながりそうな案内を受けた」との回答は71%だった。実態として多くの企業で、“インターンから本選考に案内する”という流れが存在していることが明らかとなった。
インターン参加企業から早期選考への案内があったか
本調査結果から、25卒生は今夏のインターンに「企業・職業理解」を目的として参加しており、秋冬インターンへは「本選考への優遇を得るため」に参加する意向を持つ人が多いことがわかった。また、すでに全体の4%が本選考で内定を獲得済みであることも明らかとなった。就職活動の早期化は今後も加速が予想されることから、企業ではインターンの開催から本選考へとつなげる採用計画を練っていく必要がありそうだ。

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