コロナ禍でインターンシップはどうなる? 鍵はやはり「オンライン化」 ── 22年卒学生の新卒採用動向

HRTechサービスを提供するイグナイトアイ株式会社は2020年7月10日、「22卒新卒採用計画・インターンシップに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査期間は2020年6月22〜26日で、同社の採用管理システム「SONAR ATS」ユーザー118名から回答を得た。これにより、新型コロナウイルス感染症拡大の影響下で実施する、22年卒学生の採用活動に関する動きが明らかになった。

5割以上が「22卒の採用予定も昨年度並み」と回答。インターンシップ重視の動きも

新型コロナウイルス感染症拡大により業務縮小や休業を余儀なくされた業界もあるなか、企業は22年卒の新卒採用に対し、どのような計画を立てているのだろうか。

最初に、22卒新卒採用予定人数について聞いた。その結果、回答者の過半数にあたる53.4%が「21年卒と同程度」と回答。現時点では、そこまで大きな変化はないようだ。しかし、「未定」との回答も4割近い36.4%となり、採用計画が未確定の企業も一定数あることが判明した。
また、22卒学生向けのインターンシップについて実施の有無を聞くと、「実施予定だったが中止」との回答は1件のみで、時期未定も含めると83.9%の企業がインターンシップ実施を検討していることも明らかになった。コロナ禍で採用計画が不透明な中でも、「インターンシップの実施」が重要視されていることがわかる。

インターンシップ期間は、1dayなど短期間が人気の傾向

次に、「インターンシップ実施を予定している」と回答した企業に実施期間を聞いた。その結果、最も多い回答が「1day」で73.7%(73社)と圧倒的多数に。2位以降は「2days」と「4day以上1カ月未満」が25.3%(25社)、「3days」が17.2%(17社)となった。

8割以上の企業が夏に開催予定

また、「インターンシップ実施予定」および、「実施時期決定済み」と回答した企業に「実施時期」を聞くと、82.9%が「8月もしくは9月を含む期間」を検討していることが判明。「10月以降のみ」を検討している人は15.7%と、全体の2割以下だった。例年、大学の夏季休暇となる時期に合わせてインターンシップが実施される傾向は、今年度も同様のようだ。

インターンシップもオンライン化が進行。約5割がオンラインでの実施を予定

次に、22卒向けインターンシップの実施方法を聞いた。すると「対面とオンラインを併用」が46.9%と最多となった。「全てオンライン」と回答した企業も6.1%あり、インターンシップでもオンライン化が進んでいることがうかがえる。一方で、「未定」とする企業も35.7%あり、インターンシップの実施方法について試行錯誤している企業もあるようだ。
22年卒の学生の採用予定は前年度並みを予定するなど、先行き不透明ながらも、未来を担う若者に企業が投資する姿勢は変わらないようだ。コロナ禍により、企業が柔軟な対応を迫られるなか、インターンシップの形も社会の動きに合わせて検討する必要があるだろう。

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HRプロ編集部

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