「我が社の熟練者たちの力をもっと活用できないか?」
多くの経営層からそのような課題をお伺いします。
現在、ほとんどの組織で65歳定年(延長・再雇用含む)が当たり前になってきています。
少子高齢化が進むなか、ベテラン層の活用が大きな課題となっています。
一方、かつての上司が役職定年を迎えて、いち社員として働くことも多いようですが、お互いにやりづらさもあり、
そのリソースが効果的に活用されているとは限りません。
ベテラン層に対して培ってきた技術や技能を後輩指導に活かしてもらいたいという声は多く挙がっています。
しかしながら、経験豊富なベテラン社員が、後進育成や技術伝承を担う役割になった場合、必ずしも「教えるのが上手い」と
いうわけではありません。教えるスキルを付与し、効果的なリソース活用に繋げるポイントをご案内します。
◆ベテラン社員活用における誤解
【ベテラン社員のモチベーションを上げることが大事】
多くの組織で役職定年を迎えるタイミングやベテラン層を活性化したいという意図で、
モチベーションに関わる研修を実施されています。
しかし、職場に戻ると思ったような効果が得られないというお話もお伺いします。
研修では、多くの気づきや学びを得て自分が組織に貢献できるという気になったとしても、
組織でその活躍の場を与えられていると本人が感じられないとせっかくのモチベーションも
下がってしまいます。
モチベーションアップの研修だけではなく、トータルでのアプローチが必要です。
【経験があるから教えられる】
経験豊富なベテラン社員も、「教える」ということについては得意であるとは限りません。
技術や営業スキルについては「その道のプロ」であっても教えることが上手でないことも多いです。
特に、多くのベテラン社員においては”背中を見て育った“人も多く、教え方を教えてもらっていない方も
多くいらっしゃいます。
そういった方々に、急にトレーナーとして人を育ててほしいと言われても、うまく教えることができず、
「教える側」「教えらえる側」双方にストレスがかかってしまい、せっかくのベテラン社員の活用機会が
うまく生かされないことが懸念されます。
本セミナーでは、ベテラン社員活用において、ご本人に対するアプローチやトレーナー養成制度
組織全体への浸透策といったトータルでの展開策をご紹介いたします。
◆セミナー内容
・ベテラン社員の活用が重要な背景
・ベテラン社員活用における誤解と解決策(トータルアプローチ)
・キャリア開発についての考え方
・OTJとトレーニング成功のポイント
・ベテラン社員活性化成功事例のご紹介