受診のハードルを取り払い、気軽に相談することから始められるよう、看護師/保健師への相談(インテーク)を経て、専門医による診察につなげる

医療機関や企業の健康経営支援を行うメディフォン株式会社(東京都港区、代表取締役:澤田真弓、以下メディフォン)は、2021年9月2日より、同社が提供するクラウド健康管理システム「your mediPhone(ユアメディフォン)」の新機能として、企業の従業員がメンタルヘルスに課題を抱えた際に気軽にオンラインで看護師等に相談でき、必要に応じて医師のオンライン診療も受けられる新サービス「こころの相談窓口」を提供開始します。

「こころの相談窓口」の概要

本サービスは、企業の従業員や大学の学生などメンタルヘルスに課題を抱えた際に、オンラインで気軽に専門家に相談することができる窓口です。相談者は、まず看護師/保健師との面接(インテーク)を行います。面接では、監修精神科医の指導を受けた看護師または保健師が予備問診を行い、治療が必要な場合は、専門医によるオンライン診療を受けることができる仕組みです。本サービスにより、企業や大学は、従業員や学生が、気軽にメンタルヘルスに関する相談ができ、かつ、本当に必要なケースでは適切な治療に円滑にアクセスすることができる環境が整います。

本サービス提供に至った背景

新型コロナウイルス感染症の流行を背景に社会的な不安が増す中、従業員/職員/学生に対し、精神的サポートの体制を強化したいと考える企業や大学が増えています。また、大学では日本人学生に加え留学生の相談が急増し、保健室の負担が増加。企業や医療機関においては特に外国人従業員/職員のメンタル関連相談が増えているとの声が上がっていることから、在住外国人支援の一環として必要なサービスと考え、サービス開発に至りました。

本サービスでは、受診のハードルを取り払い、気軽に相談することから始められるよう、看護師/保健師への相談(インテーク)を経てから、専門医による診察につなげています。本当に治療が必要なケースを抽出して専門医につなげ、限りある専門医のリソースを本当に治療が必要な患者さんに集中させることで、医師・患者双方にとって、Win-Winな仕組みの実現を目指しています。

提供サービス・企業

■クラウド健康管理システム
「your mediPhone(ユアメディフォン)」について
健康経営や社員の健康診断・ストレスチェック業務を担う人事労務担当者向けのサービスです。ユアメディフォンを利用することで、健康診断やストレスチェックの実施・結果データ管理、産業医面談の調整、労働基準監督署への報告書作成など、これまで人事労務担当者にとって面倒で工数を要すると考えられていた業務の大幅な効率化を実現します。また、健診やストレスチェックの結果の見える化で健康経営の推進支援も行います。ワクチン接種状況把握機能・PCR検査申込み・オンライン産業医面談/診療などのコロナ対策機能も充実で、ニューノーマルにも即対応可能。従業員画面の多言語化・オンライン産業医面談/診療における医療通訳サービス提供などで、増加する外国人従業員にも対応し、ダイバーシティ経営にも貢献します 。

メディフォン株式会社について https://mediphone.jp/

電話やビデオを通じた遠隔医療通訳サービス、医療従事者向けの外国人患者受入れ関連の研修・セミナーの開催などの事業を展開し、医療機関の外国人患者受入れ体制整備を包括的に支援しています。2017年からは「外国人患者受入れ医療コーディネーター養成研修」を開始し、医療従事者の外国人患者受入れ対応力の向上に先進的に取り組んできた実績を有します。核となる遠隔医療通訳サービスでは、2020 年から日本医師会会員向け医療通訳サービスとして導入も開始しました。さらに、2021年には、2億円の資金調達を経て、これまで培ってきた知見・ネットワークを生かした健康経営・予防医療に貢献する新事業としてクラウド健康管理システム”your mediPhone(ユアメディフォン)”を立ち上げました。ミッションは“医療における言語障壁を解消する”。