Facebookならではの内容を工夫したページが高評価

ここ数年、採用活動にFacebookを使う企業が増えているが、学生の評価が高かったFacebook採用ページの特徴を見ていこう。まず、ニトリは「Facebook限定コンテンツが充実していた」「Web座談会を開催していて、参加しやすかった」「その企業のOB・OG訪問がアプリとして告知されており、面白い試みだと感じたから」、またソフトバンクは「先輩質問会が開催されていた」「更新頻度と内容の質がともに高く、情報収集のツールとなったから」「FB専用の説明会があったから」などが高評価の理由だった。通常の採用ホームページにはない、Facebookならではの内容が盛り込まれているものは、学生の好感度が高かった。

 とはいえ、学生の利用状況を調査すると、Facebook採用ページを「見たことがない」学生が文系で35%、理系で57%いたことも事実。ITリテラシーの高い学生ほどプライベートをさらすことに抵抗感を持ち、1社見ただけで就活でのFacebook利用をやめるケースも多い。また、企業の採用活動におけるFacebookの評価についても、調査の結果、効果を認めている企業は約2割に止まり、「効果は認められないが継続する」との回答が29%と最多だった。活用の仕方によって評価は大きく分かれるようだ。

会社説明会、リクルーター、面接官を学生はどう見たか

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