2万人、20万件のデータから得られた10の法則

今日はわたしが2002年に執筆した『THE EXTRAORDINARY LEADER』の要旨をお話ししようと思います。

この本は、リーダーシップの良し悪しがもたらす影響と優れたリーダーに見られる重要な行動の関係を2年間にわたって研究した成果を書いたもので、2万人の対象者に関する20万件のデータに基づいています。
業績を上げたリーダーは、自分の強みを生かしていた
とくに着目したのは最上位10%と最下位10%の比較です。その結果リーダーシップ開発の考え方を根本的に変える新発見が得られたのです。

その新発見をまとめたのが「リーダーシップ開発の10の法則」です。とても重要なものなので、最初に全体をご紹介し、その中からいくつかの項目を取り上げてご説明します。

1.リーダーシップの良し悪しはビジネスの結果を左右する。
2.リーダーシップは生まれつきではなく、育てられるもの。
3.飛びぬけたリーダーは強みから生まれる。
4.フィードバックがリーダーの成功を助ける。
5.致命的欠点を直すべき人もいる。
6.そうでない人は強みを伸ばす。
7.強みを伸ばすのと弱みを治すのでは、やり方が異なる。
8.能力開発は日々の業務の中でもできる。
9.他者、とくに上司を巻き込むのが鍵。
10.フォローアップで持続を可能にする。

リーダーシップとビジネスの結果は相関する

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