株式会社学情は2024年5月24日、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した「就職活動準備」に関する調査結果を発表した。調査期間は2024年4月15日~25日で、963名から回答を得ている。調査結果から、夏期インターンシップ申込み目前の時点で、26卒生が想定する就活スケジュールが明らかとなった。
【26卒就活】96.6%が“選考につながるインターンシップ”を希望。早期に就活を終え、「学業・卒論に専念したい」考えも

26卒生の9割が採用直結型インターンシップに「参加したい」と回答

「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(文部科学省、厚生労働省及び経済産業省の三省合意)にて、インターンシップの定義が変更となった。新定義においては、「長期休暇中に実施」、「開催日数5日以上」、「開催日数の半数以上は、職場での就業体験を実施」などの一定の条件を満たせば、企業はインターンシップ参加者の情報を採用広報と選考に使用できる。本改正適用2年目にあたる26卒の学生は、インターンシップをどう捉えて応募しているのだろうか?

はじめに、同社が「選考につながるインターンシップがあれば参加したいか」を質問したところ、「参加したい」は96.6%と、ほとんどの学生が回答した。なお、回答者のコメントでは「インターンシップに参加し、具体的に仕事をイメージできた企業の選考に参加したい」、「3年生のうちに内定を得たい」、「インターンシップは就職活動を有利に進めるために参加するので、選考に直結すると嬉しい」との声が聞かれた。この結果から、学生側ではインターンシップの新定義に対する理解が進んでおり、「就職活動はインターンシップから本格的にスタートする」と捉えていることがうかがえる。
選考直結型のインターンシップへの参加意向

4人に1人が「大学1・2年次」から就活情報を収集開始

次に、「インターンシップや就職活動準備に関する情報収集を始めた時期」を尋ねると、「大学3年生の4月」が74.7%と最も多くなった。他方で、「大学1年生」が4.5%、「大学2年生」が20.9%と、「大学1・2年生」から情報収集を始めている層は全体の4人に1人であることがわかった。
インターンシップや就職活動の準備開始時期

4割以上が「2025年のゴールデンウィークまで」に就活を終えたい意向

続いて、「いつまでに就職活動を終えたいと考えているか」を同社が質問したところ、最も回答者の割合が多かったのは「2025年のゴールデンウィークまで」(20%)だった。これより前の時期については、「2024年12月末まで」が4.2%、「2025年2月末まで」が3.7%、「2025年3月末まで」が16.1%で、合計すると24%となる。おおよそ4人に1人が、卒業の前年次(学士3年生、修士1年生)のうちに就職活動を終えたいと考えているようだ。

フリーコメントでは、「3年生のうちに就職活動を終え、4年生は卒論や社会人になるための準備に時間を使いたい」や「希望する業界・企業の選考が早いので、3年生のうちに就職活動を終えるイメージをしている」、「インターンシップに参加した企業の中から選考に参加する企業を決め、早期選考で内定を得たい」などの声があった。
就職活動の希望終了時期
今回の調査では、26卒生の半数以上が「2025年6月末までに就職活動を終えたい」と考えていた。政府が定めた現行の就活ルールでは、3月に広報解禁→6月に面接解禁となっているものの、インターンシップの定義変更もあり、採用の早期化傾向に一段と拍車がかかっていることがわかる。さらに、学生自身も学業や卒論と両立して取り組めるよう、予め就活スケジュールを想定してスタートダッシュを切っていることもうかがえた。採用ルールが形骸化する中、学生との関係構築を実りあるものとするためにも、企業にとって採用広報がますます重要になっているといえそうだ。

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