株式会社NEXER(以下、NEXER)は2021年6月16日、同社が運営する日本トレンドリサーチにて、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2021年6月10日~15日で、20代、30代、40代、50~64歳、65歳以上の各年代200名、計1,000名より回答を得た。これにより、2020年12月8日に行った同様の調査と比較して、ワクチン接種に対する気持ちに変化があったことが明らかとなった。
新型コロナワクチンを「すぐに接種したい」と答えた割合、日本での接種開始前/開始後で変化が

前回調査では「いずれ接種したい」が最多

2021年2月より、日本国内でも新型コロナのワクチン接種が開始され、65歳以上の高齢者を優先に進められてきた。最近では、大規模接種センターでのワクチン接種および職域接種(現在は新規受付を休止中)が開始するなど、65歳未満にも行っている。

日本でのワクチン接種が「始まる前」と「始まった後」で、接種に対する考えに変化はあったのだろうか。はじめに、NEXERが2020年12月8日に1,000名を対象として行った調査で、「正式に日本でもワクチン接種できるようになった場合、接種したいか」と尋ねた。すると、「すぐに接種したい」が21.1%、「すぐにではなく、いずれ接種したい」が60.3%、「接種したくない」が18.6%という結果だった。

「いずれ接種したい」と回答した人からは、「ある程度、有効性や副反応の情報が出てから安心して受けたい」などの声があがった。
新型コロナワクチンを「すぐに接種したい」と答えた割合、日本での接種開始前/開始後で変化が
今回も同様に、「ワクチン接種ができる環境になったら、すぐに接種したいか」を尋ねた。その結果、「すぐに接種したい」が45.3%、「すぐにではなく、いずれ接種したい」が35.1%、「接種したくない」が19.6%と続き、「すぐに接種したい」が最も多かった。

今回「すぐに接種したい」とした回答者からは、「打つことにより精神的にも安心感があるから」、「旅行に行ったり、家族・親戚に会ったりしたいから」と、新型コロナの感染リスクや行動の制限を払拭したい思いから、接種を考える声が多くあがった。
新型コロナワクチンを「すぐに接種したい」と答えた割合、日本での接種開始前/開始後で変化が

年代が上がるにつれ、「すぐに接種したい」の割合は増す傾向に

また、同設問を年代別に集計すると、「すぐに接種したい」が65歳以上では78%(接種済みを含む)と、8割近くにおよんだ。以下、50~64歳が45.5%、40代が42.5%、30代が33%、20代以下が27.5%と、年代が若くなるにつれ割合が少なくなる傾向にあり、30代以下では「すぐにではなく、いずれ接種したい」と考えている割合の方が多かった(30代:39.5%、20代:45.5%)。

50~60代の回答者の自由回答からは、自身の持病や同居者を気遣う声などがあがり、感染リスクを考慮してワクチン接種を望む様子がうかがえる。また、ワクチンの有効性や実績が少しずつ情報として知られるようになり、接種希望者が増えたともいえるだろう。
新型コロナワクチンを「すぐに接種したい」と答えた割合、日本での接種開始前/開始後で変化が
新型コロナワクチンの接種が進む国では、「マスクなし」や「ソーシャルディスタンスを気にせずに外出する」様子が見られるようになった。企業は情報の正確性を見極めながら、接種を希望する従業員に対してワクチン接種の環境を整え、感染防止につなげたい。

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