株式会社学情(以下、学情)は2022年2月7日、2023年3月卒業(修了)予定(以下、23卒生)で、既に内々定を得ている学生を対象に実施した「就職活動に関するインターネットアンケート」の中から、「内々定を得ている学生の就活状況」に関する調査結果を発表した。調査期間は2022年1月25日〜31日で、23卒生81名から回答を得た。これにより、2022年1月時点で内々定を得ている学生の、エントリー時期や最終面接の実施状況などが明らかとなった。
2022年1月時点で内々定を得ている23卒生の6割以上が「2021年8月まで」にエントリー済み。「就活の早期化」が顕著に

「3年次の夏期にエントリーした企業」から内々定を得る学生が6割以上に

採用活動の早期化が加速する中、2021年1月の時点で内々定を得ている23卒生は、どのタイミングでインターンシップのエントリー等を始めたのだろうか。

はじめに学情が、「内々定を得た企業に、インターンシップエントリーやプレエントリーをした最も早い時期」について尋ねた。その結果、「2021年6月」が17.1%で最も多く、「同年7月」が16.4%、「同年8月」が12.4%などと続いた。また、「同年5月」が10.2%、「同年4月以前」が5.9%となり、内々定を得ている23卒生のうち、2021年4月以前〜8月までにインターンシップのエントリー等を行った人の合計が62%と、6割を超えることがわかった。同社は、「インターンシップ広報解禁後、夏休み期間中に開催されるサマーインターンの募集時期にエントリーした企業から、内々定を得ている学生が多いことがうかがえる」とコメントしている。
内定(内々定)を得た企業にインターンシップのエントリー等をした時期

内々定先の最終面接を受けた時期は「2021年12月」と「2022年1月」が最多

次に同社は、「内々定を得た企業の最終面接を受けた時期」について質問した。すると、「2021年12月」と「2022年1月」がともに31%、「2021年11月」が20.1%、「同年10月」が9.4%という結果だった。同社は、「2022年1月は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、まん延防止等重点措置が適用された地域が多かったものの、採用活動はオンラインによる選考も含めて滞らずに進められたようだ」と推察している。
内定(内々定)を得た企業の最終面接を受けた時期

内々定を得た企業に応募したきっかけは「就職サイト」がトップ

続いて、同社が「内々定を得た企業に応募したきっかけ」について尋ねると、「就職サイトで知って」が47%で最多となった。以下、「就職サイトが主催するイベントで話を聞いて」が34.1%、「インターンシップに参加して」が25.4%などと続いた。
内々定先の企業に応募したきっかけ

内定者フォローは「オンラインでの実施」が多くを占める一方で、対面のニーズも

最後に、同社は「内々定先の企業から案内・対応があった内定者のフォロー」について複数回答で尋ねた。その結果、「懇親会(オンライン)」が39.6%で最も多くなり、以下、「人事担当との面談(オンライン)」が34.3%、「先輩社員との面談(オンライン)」が23.5%と続いた。上位3つを「オンライン」での対応が占める一方で、「対面での懇親会」も2割を超える回答を集めた。同社は、「新型コロナの影響により、対面でのフォローが縮小される傾向は続く可能性があるものの、“内々定者と直接コミュニケーションを深める機会”にもニーズがある」との見解を示している。
内々定先企業からの案内があった内定者フォロー
今回の調査結果から、調査時点で内々定を得ている23卒生の半数以上が、「2021年4月以前〜9月」という早い段階にエントリーしていたことがわかった。年々早期化する採用活動に対して、企業としても周囲の状況を適切に判断しながら、開始時期を見極めることが必要になるだろう。