調査レポート

所長Message

開かれた場、開かれたネットワークとして機能する研究所として

HR総研 所長(HRプロ 代表
)

HR総研 所長 寺澤康介
HRプロ 代表

経済環境の激しい変化、少子高齢化、グローバル化等が急速なスピードで進む日本において、企業の人事領域の課題は非常に大きく、かつ複雑なものになっています。
経営者、人事は、これらの環境変化に後追いで対応するだけでなく、率先して組織の変革を推進する主体である必要があるでしょう。

ディビッド・ウルリッチが著書「HRチャンピオン」(邦題:MBAの人材戦略)で述べている人事の4つの機能は、
1)ビジネスパートナー  2)変革のエージェント 3)人材管理のエキスパート 4)従業員のチャンピオン ですが、まさに今求められているのは、人事が「変革のエージェント」ととなり、変化に力強く対応し、成長する組織、人材をつくっていくことでしょう。

HR総研は、この基本的認識に立ち、採用、人材育成、人事制度・システム、労務などのHR領域の最新トレンドを集め、情報収集、調査、分析を実施し、得られた成果を公開していきます。そして、単なる知識としての情報ではなく、状況を変革するための具体的な一歩を踏み出すための材料を提供して行く所存です。

また、私たちは開かれた場、開かれたネットワークとして機能する研究所でありたいと思っています。他の調査機関との共同研究や、他で実施された調査研究結果も積極的に紹介していきます。また、Facebookなどのソーシャルメディアでも情報を発信し、双方向的なコミュニケーションで議論を深めていきたいと思います。

私たちだけでできることは非常に小さいことです。皆様のご協力、参加を是非とも宜しくお願いします。

プロフィール
1986年慶應義塾大学文学部卒業。就職情報会社に入社後、企画制作部長などを経て、2001年文化放送キャリアパートナーズを共同設立。常務取締役などを経て、2007年採用プロドットコム(現社名=HRプロ)を設立、代表取締役社長に就任、現在に至る。約25年間、大企業から中堅・中小企業まで幅広く採用、人事関連のコンサルティングを行ってきた。現在はHRプロ代表とともにHR総研所長を兼任し、人事領域全般を対象にした調査、研究を実施している。
HRプロは人事担当者のポータルサイトとして約8千社、1万4千人の会員(2012年3月現在)を持ち、採用、人材育成、人事労務など、人事関連の最新情報を提供している。
<執筆、出演、記事掲載メディア等>
「週刊東洋経済」「東洋経済オンライン」「日経ビジネス」「日経アソシエ」「労政時報」「企業と人材」「人材教育」「人事マネジメント」「企業実務」「NHK(テレビ、ラジオ)」「朝日新聞」「読売新聞」「日本経済新聞」「産経新聞」「文春」「アエラ」「サンデー毎日」など