『Beyond Steel ~鉄を超えて新たな価値を未来へ~』創業90年、“鉄”をベースとした固有技術や知見を原動力に歴史を積み重ねてきた技術者集団が従来の枠を超えて未来へ大きく飛躍していくための挑戦。

<概要>
東洋鋼鈑は創業90周年を迎え、未来に向けた挑戦を続けています。この挑戦を支えるのが、組織文化の変革です。
同社は「真面目で誠実」という伝統的な企業文化を大切にしつつ、新たな価値創造やイノベーションのために「挑戦」の要素を加えています。この背景には、既存事業の安定性だけでは激しい変化に対応できないという危機感がありました。
その危機感より、ミドルマネージャーを起点とした組織開発に着手。カナダの経営学者ミンツバーグが提唱する「リフレクションラウンドテーブル®」というプログラムを導入しました。この研修を通じて、社員は自分自身の経験を深く振り返り(内省)、お互いの価値観や想いを共有する(対話)ことで、部門や階層の壁を越えた深いコミュニケーションが生まれるようになりました。
その結果、単なる業務連絡に留まらない、本質的な対話が活発化しました。上司と部下がキャリアについて深く話し合う中で、社員の新しい挑戦が生まれ、顧客から高い評価を得る事例も出ています。また、他部署のマネージャー同士が交流することで、社内の風通しが良くなり、組織全体の一体感も高まっています。上記事例を詳しくまとめたものをご紹介します。