既存社員のタイプ属性をタイプマップで表示。適材適所の人材配置や育成に寄与

当社は、2017年9月に「SPI3」とのサービス連携を発表して以来、一部のお客様に「SPI3」の試験導入を実施し、今日より『カオナビ』を導入する全ての企業様への正式提供が可能となりました。

各企業は、『カオナビ』上で「SPI3」の受検ができ、社員の性格を視覚化することができます。今回の「SPI3」の導入により、『カオナビ』は、基本的な情報を集約した社員の人事データに加え、性格まで顔写真に紐づけることができ、人材の適正配置や抜擢・人材育成等のマネジメントに活用することができます。

本サービスの提供は、当社が目指す「人材プラットフォーム構想」の実現に向け、企業が従業員との継続的な関係構築を行っていく「エンプロイージャーニー」に焦点を当てた取り組みの一つです。


■『カオナビ』上での「SPI3」の活用によって期待できる効果
①適正な人材配置
②社員の才能発掘(パフォーマンス向上)
③適切なコミュニケーションの促進
④SPI3診断結果の一元管理 ⑤離職防止に貢献

<具体的な活用内容>
・個人の性格を可視化し、一人ひとりの性格に合わせた人材育成に活用できる。個々のパフォーマンスを最大限に引き出す目標設定とアクションプランの提示に役立つ。
・タイプマップの配置で個々の特性を確認することができるため、最適な教育担当やメンターの人材選出が可能。
・「SPI3」の結果から社員の才能の発掘ができ、社員の得意分野が明確になるため、データを元にした人材配置が可能。結果として、個々のパフォーマンス向上に寄与。
・「SPI3」の結果を『カオナビ』上でタイプ属性ごとに顔写真を並び替えて、人材配置や抜擢、定着の議論ができる。
・『カオナビ』上で、個々の人事データとともに「SPI3」の結果を確認することが可能。一つのページで多角的な面から個々の分析をすることができる。
・社員のタイプ属性を理解した上でコミュニケーションを取ることが可能。不適切なコミュニケーションで生じるストレスを減らし、エンゲージメントの低下を抑制することで、離職防止に貢献。


■サービス連携詳細
・提供開始日 : 2018 年9 月19 日(水) より開始
・利用条件 : カオナビ利用企業
・価格 : 4,000 円(一人当たり)
・URL : https://www.kaonavi.jp/function/10/

試験導入いただいたお客様からのコメント

<株式会社マネーフォワード様>
▼タイプマップで個々の性格の違いを理解することで、プロジェクトが円滑に進むことを実感。「今回の試験導入でもっとも手応えを感じたのは、新卒社員研修での活用です。ある課題に沿ってグループワークをしてもらった後、『SPI3』の診断結果に基づく参加者の性格をタイプマップで見せました。コミュニケーションを行う上で、互いの認識の違いを理解することができ、次回からは性格の違いを念頭に置いてワークを行うことで、プロジェクトが円滑に進むことを実感してもらうことができました」

▼『自分が育てられたように育てる』という、ありがちな人材育成方法を改善!
「メンターであれ上司であれ、新卒社員との関係性でやってしまいがちなことは、『自分が育てられたように育ててしまう』ということです。だから、相手は自分とは違う人間であることを、『SPI3』のタイプマップ表示を通じて、わかりやすく認識できたのはいいですね。自己理解の一助になったと思います。その上で、SPI3 の試験導入によって『カオナビ』と各種調査ツールのマッチングに大きな可能性を感じています。『カオナビ』に様々な調査結果を蓄積していけば、一人の社員のコンディションを多面的かつ継続的に把握できるかもしれません」


<株式会社東急モールズデベロップメント様>
▼社員の適性を4 象限マトリクスでパッと把握できるタイプマップが「わかりやすい」「組織適応性を『創造重視』『結果重視』『調和重視』『秩序重視』といったタイプマップ(4 象限マトリクス)で確認でき、社員の分布が表示される点がわかりやすいですね」

▼上司と部下のコミュニケーションを円滑に。配属先の人間関係も考慮した、適材適所の人材配置に貢献。各管理職が検査結果に納得し、「彼には言い方を変えたほうがいいか」「私は性格通りの伝え方をしてしまっていた」など、部下とのコミュニケーションの取り方を反省する機会にもなったとのこと。

「社員からも『上司への伝え方を考える上でSPI3 の情報が欲しい』という声があがっており、コミュニケーションにおける活用への関心の高さを感じます。弊社では新卒社員に対してメンター制度を導入しているので、メンターとしてのコミュニケーション方法の判断材料にもSPI3 の検査結果を活用したいですね」「人事異動においても、SPI3 を判断材料のひとつに使っていきたいですね。検査結果は配属先の人間関係などの環境によって微妙に変わるものと思っています。だからこそ定点的に分析していくことで、適材適所の人材配置にも役立てられると考えています」


■これからの展望
今回の適性検査「SPI3」の導入により、『カオナビ』では、社員の基本情報やスキルに加え、社員のパーソナリティまで分析したデータを活用し、より最適な人材配置・抜擢が可能となりました。当社は、本連携により、『カオナビ』を利用する企業様が的確なタレントマネジメントを行えるようサポートし、生産性向上に貢献します。今後も、さまざまな人材サービスと『カオナビ』との連携をさらに強化し、人材マネジメント領域でのプラットフォ
ーム確立を推進します。また、HR テックの発展への寄与とともに、企業の生産性向上や働き方改革の実現に寄与してまいります。


■適性検査「SPI」について
「SPI」は、リクルートマネジメントソリューションズが企業・団体向けに運営する適性検査です。1963 年に開発され、現在は最新版「SPI3」が提供されています。豊富な実証データと心理測定技術の融合により、受検者のポテンシャル(資質)を「知的能力」と「性格」から測定、性格や職務適応性などを定量的に把握することが可能です。導入社数は12600 社200 万人(2017 年度)を超え、国内における適性検査のスタンダードとして広く普及しています。
URL : http://www.spi.recruit.co.jp/
「SPI3」を社員のマネジメントに本格活用カオナビ、適性検査の「SPI3」の正式提供開始