【2026年入社式トレンド】重視するテーマは「企業理念・パーパス」が約7割で最多。SNS配信の実施も拡大傾向に

株式会社学情は2026年3月16日、企業・団体の人事担当者を対象に実施した「入社式」に関するインターネットアンケートの結果を発表した。調査期間は2026年2月19日~3月4日で、933人から回答を得ている。調査結果から、入社式で特に伝えたいテーマや実施する取り組みなどが明らかになった。


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入社式で伝えたいテーマは「企業理念・パーパス」が最多

転職が一般化し、新入社員の早期離職が課題となる中、企業にとって入社式はエンゲージメント醸成の重要な起点となっている。単なる社内行事にとどまらず、企業理解や定着促進の場としての役割が問われる中、企業は入社式で何を伝え、どのように活用しているのだろうか。

「入社式で特に伝えたいテーマ」については、「企業理念・パーパス」が69.6%で最多となり、以下は「企業文化・風土」が55.6%、「事業戦略・成長ビジョン」が32.8%と続いた。

企業からは、「経営方針や理念を通じて組織の価値観を理解してもらう」、「会社に入社した実感を持ってもらいたい」、「成長してほしい方向性を示す」といった声が寄せられており、入社初期段階で企業理解を深めることを重視する姿勢がうかがえる。

また、「キャリア形成・学習支援」(10.7%)や「働き方改革・柔軟な働き方」(7%)など、社員への支援や働き方に関する情報発信を行う企業も一定数見られた。
入社式で特に伝えたいテーマ

入社式の位置づけは「儀式」が最多の一方、エンゲージメント重視も3割超


「入社式の位置づけ」については、「儀式・セレモニー」が63.8%で最多となった。一方で、「新入社員のエンゲージメント向上のためのイベント」が20.6%、「研修・オンボーディングの一部」が11.1%となり、これらを合わせると3割を超える企業が“定着”や“戦力化”を意識した位置づけとして捉えていることがわかる。

また、フリーコメントでは「社会人としての意識を切り替える場」、「会社の一員になったことを実感させる機会」といった従来の役割に加え、「モチベーション向上につなげたい」、「長く働きたいと思うきっかけにしたい」といった声も多く、入社式の役割が変化している様子が見て取れる。
入社式の位置づけ

入社式の「SNS配信」は24%。採用広報・ブランディング目的での活用も

「今年の入社式で実施する施策」については、「特になし」と回答した企業が最多で、従来通りの形式で実施する企業が多くなっている。一方で、「入社式の様子を自社サイトやSNSで配信する」との回答も24%にのぼった。

なお、配信の目的としては「企業ブランド向上」、「学生への情報提供」、「次年度以降の就活生へのアピール」といった採用広報関連の内容が中心となっている。また、「社員のモチベーション維持」、「全社的な一体感の醸成」、「家族への共有」といった、社内外へのコミュニケーション強化を意図した活用も見られた。
今年の入社式で実施する施策
本調査から、入社式は依然として“儀式”としての側面を持ちながらも、企業理念の浸透やエンゲージメント向上、さらには採用広報の場として多面的に活用されている実態が明らかになった。新入社員の定着が重要課題となる中、入社式をいかに戦略的に設計するかが、今後の人材充足における重要なポイントとなりそうだ。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001501.000013485.html


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